拍手文、七夕と立海の当日編。 「仁王仁王仁王仁王仁王」 「……うざ」 「だってお前が振り向いてくれないから」 「そんな名前を連呼されたら振り向きたくなくなるんじゃけど」 「じゃあ、仁王」 「じゃあはいらん、じゃあは」 「あ、でさでさ」 「話逸らしたな」 「仁王は短冊に何て書いたの?俺とずっと一緒にいられますように?」 「いや、違うけど」 「だろうと思って用意しといたよ"大好きな幸村といつまでも一緒にいられますように(はーと) 仁王"って短冊。 ちゃんとお前の名前入りで、しかも俺の直筆。いいでしょ」 「ちょ、何やっとるんじゃ!?勝手にそんなもん書くんじゃなか!」 「ふふ…俺が笹にかけといてあげるから安心して」 「何も安心できんナリ!!」 「そんなに照れることでもないじゃん?」 「照れるとかじゃなくて、本気で嫌だ」 「うんうん今日もツンデレ全開だね。…よし、かかった」 「うわっ、ふ、ふざけんなー!」 「因みに、これ外したら願いが叶うよ」 「ていうかまず、短冊なんかかけんでもお前さん、俺に付きまとうじゃろ」 「うん!」 「………」 120707 |