「ね、跡部!」 「んだよ」 「今日何の日か知ってるよね、知ってるよねー!」 「ジローの誕生日だろ?」 「そうそう!せいかーい!だからさ、」 「ほらよ…別に、俺様の手作りとかそんなんじゃねえからな」 「うっわ〜!羊型のクッキー!跡部、ありがとう」 「ああ、どうってことねえ」 「……うーん」 「まだ何か欲しいものがあるのか?」 「…跡部から、愛が欲しいかな」 「…………」 「ちょ、大丈夫?おーい」 「っ、んなもんいくらでもくれてやる!」 「え?今から!?」 「良いから、黙って俺様の美技に酔っとけ」 「いやいやいや…酔ったらダメだC」 「そんな冷静に突っ込むなよ。たっぷり愛してやるぜ、ジロー」 「はあ…まあ俺の方がお兄さんだし、仕方ないから言うこと聞いてあげる」 「ふん…その内、テメェの方から頼むことになるけどな」 「あ〜嫌な予感しかしないC…」 「おら、こっち向けジロー」 「はいはい」 「………おめでとう、愛してる」 「……はいはい」 120505 甘くもなく苦くもない ジロちゃんお誕生日おめでとううう!! |