ログ | ナノ

｢丸井先輩！｣

｢あ？ああ、赤也かよい｣

｢何でそんな残念そうなんスか？｣

｢可愛い後輩(女子)だったら良かったのにな…と思って｣

｢先輩ってもしかして、年下好き？｣

｢まあ…可愛いし｣

｢そんな先輩に朗報っス！なんと、うちのクラスに丸井先輩のことが好きな奴がいて！｣

｢まままじか！！おい、それ誰だ！どいつ？可愛い？可愛い？｣

｢ちょっと落ち着いてくださいよ！何か興奮した豚みたいっス！ブヒー！って幻聴が…｣

｢んなこたぁ、いいから！とっとと俺に紹介しろよい！｣

｢いやそんな都合良く現れ…現れたー！｣

｢嘘！？どこだ！｣

｢あ、あれっス、あの今こっち見て手振った！｣

｢………赤也｣

｢何スか？｣

｢俺にはアイツが男子に見えて仕方ねえんだけどよ…｣

｢え？当たり前じゃないっスか｣

｢おま、お前俺のトキメキ返せ馬鹿野郎！｣

｢えええ！？うわ、何でそんな怒ってるんスか先輩！｣

｢楽しそうだね、あいつら｣

｢…プリッ｣

｢何拗ねてんの？｣

｢別に拗ねとらん｣

｢ふーん。俺だってプリガムレッドなのに何だよこの疎外感…ってとこかな｣

｢な…！違う、お腹空いただけぜよ！｣

｢そう言いつつも目線はブン太と赤也…｣

｢だーかーらー、違うナリ！！｣

120424

オチなし