▽侑→謙+白石






「あれか、寂しくて拗ねとるん?」


「何でや」


「せやかてそれ以外考えられへんもん。謙也が俺を避ける理由」


「嘘や、自分どんだけキモいかわかっとるやろ。早う帰れ」


「ほーらまたそうやって、本当は帰ってほしくないのに素直に言われんとこ。ほんまに謙也はツンデレさんやわ」


「くっそおお!お前どうやったらその頭と気持ち悪さが治るんや。うちのオトンに見てもらえ」


「あぁ、オトンで思い出した。この間謙也の親父さんに挨拶しにいった」


「は…?侑士、変なこと言うとらんよな!?」


「言うとらんわ(笑)

『謙也くんを僕にください』っていつもの様に…「それや、それが変なことや!!しかもいつも!?いつもって何なん?お前、俺の知らん間にそんなことを…!」


「今回やっとOKもらえたわー。ほんま諦めんと通ってよかったわ」

「……え?」


「何やまだ聞いとらんのか。
謙也はもう俺のモンやで☆」


「はあああ!!?」













「……って夢を見た」


「悪夢やな…侑士くん、普段からあんな感じなん?」


「せや…正夢になりそうで…怖い」

「あ、侑士くん」


「ぎゃあああ!!来るなああ!」





120309



例のごとくオチはない。




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