「あれか、寂しくて拗ねとるん?」 「何でや」 「せやかてそれ以外考えられへんもん。謙也が俺を避ける理由」 「嘘や、自分どんだけキモいかわかっとるやろ。早う帰れ」 「ほーらまたそうやって、本当は帰ってほしくないのに素直に言われんとこ。ほんまに謙也はツンデレさんやわ」 「くっそおお!お前どうやったらその頭と気持ち悪さが治るんや。うちのオトンに見てもらえ」 「あぁ、オトンで思い出した。この間謙也の親父さんに挨拶しにいった」 「は…?侑士、変なこと言うとらんよな!?」 「言うとらんわ(笑) 『謙也くんを僕にください』っていつもの様に…「それや、それが変なことや!!しかもいつも!?いつもって何なん?お前、俺の知らん間にそんなことを…!」 「今回やっとOKもらえたわー。ほんま諦めんと通ってよかったわ」 「……え?」 「何やまだ聞いとらんのか。 謙也はもう俺のモンやで☆」 「はあああ!!?」 「……って夢を見た」 「悪夢やな…侑士くん、普段からあんな感じなん?」 「せや…正夢になりそうで…怖い」 「あ、侑士くん」 「ぎゃあああ!!来るなああ!」 120309 例のごとくオチはない。 |