「なぁなぁ、幸村くん」 「何、ブン太」 「幸村くんって何かみんなと少し違うよな」 「え、それって俺が浮いてるってこと?」 「いやそうじゃねぇけど…なんて言うかさ、テニスしてなくてもどっかで”神の子”とか言われてそう…みたいな?」 「うん…まぁなんとなく、言いたいことは分かったよ。ブン太は俺がなにかしら特別な気がするんだよね?」 「うんうん!そう言うこと!さっすが幸村くんだぜい」 「なんだ、そういうことか。 そんな俺が特別な存在だなんて、当たり前のことじゃないか」 「うんうん……うん?」 「ブン太はさ、何か勘違いしてるみたいだからこの際言っちゃうけど。 俺、別にテニスだけが神の子レベルな訳じゃないから。ほかの事に関してもそんくらい余裕でできるから」 「……うん」 「わかってくれたなそれでいいよ。 あ、さなだー!次の数学の宿題写させて」 「おい、神の子おおおおおお!!!」 111126 |