「じょー!しょー!りっかいだい!」 「………りっかいだい」 「ほら、もっと大きな声で! せーの! じょー!しょー!りっかいだい!!」 「じょーしょー………ごめんなさい!」 「何謝ってるの赤也?」 「だって部長怒ってるじゃないっすか!」 「え?別に怒ってないよ?」 「嘘ですって!怖いもん、いきなり応援練習するとか!」 「時には応援も大切じゃないか」 「でもマンツーマンっておかしいっすよ。練習対象が俺だけっておかしいっすよ!」 「そんなことないよ、赤也じゃなきゃダメなんだ」 「もう本当に何やったのか全然分かんないっすけど、ごめんなさい!!」 「うーん……まあ赤也はこんなもんか」 「…え?」 「今ね、急に一対一で応援練習始めたらどんな反応するかで遊んでたんだよね☆」 「………よ、」 「??」 「よかったあああ!」 「うわ、赤也抱きつくなよ気持ち悪い」 「でも、でも…本当に怒ったかと思ったから」 「そんなに怖かったかな?」 「う…ん、グスッ」 「えっ、泣くほど?」 「も…本気で、怖かった!」 「ごめんね赤也。そんなに怖がらせるつもりはなかったんだ」 「部長ぉ…………うっそぴょーん!」 「……は?」 「いつも俺ばっかりやられてて悔しかったんで仕返しっす!へへ!」 「………」 「ぶちょ「このワカメが……」 「……すみません、でした」 111030 暇を持て余した神の子の遊び。 因みに真田と柳生は幸村の遊びと気づかず本気で応援練習しました。 |