「やぎゅーは、苦しくならんの?」 「はい?」 「紳士が人を騙して心が苦しくならんのかって聞いとるんじゃ」 「苦しいです。良心がとても痛みます」 「じゃあ、」 「ですが、これも我が立海が勝ち続けるための策なのです。いた仕方ありません。 それに、今貴方が言わんとしていることぐらい、分からないとでも?」 「…俺は、パートナーを傷つけながらテニスしたくないんじゃ」 「私は仁王くんがそんな事を考えながらテニスをしていたという事実に傷つきました」 「やぎゅ……」 「ですから、気にしないでください。 私は私なりに割りきっていますのでご心配なく」 「これで入れ替わってなかったら普通に良い話なのにね」 「え!?」 111013 入れ替わって青春ごっこをする仁王と柳生。 結局は二人ともペテンを楽しんでいます。 紳士な柳生はいずこ… 見破れるのは幸村と柳とブンちゃんだけと信じたい。← |