ライコフと雷電について本気出して考えてみた
需要はきっとないけど、ライコフと雷電の関係について本気だして考えてみた
雷電はMGS2の主人公として、ライコフはMGS3でヴォルギン大佐の愛人として登場
皆様ご存知のとおりこの2人…ガチで似ているのである
そらもう、2人並べて
『俺達双子なんです』
と言わせても違和感ないくらいにくりそつです
自分は3→2の流れでしたが、発売順にプレイされた方は
『何故雷電がここに!?』
と驚く様子が目に浮かびます
ぶっちゃけ、自分も
『ライコフがいるよ弟者!』
と叫び、冷ややかな視線をもらいましたし
何故、この2人はこんなに似ているのか
小島監督のちょっとした遊び心と言ってしまえばそれまでですが
何故似ているのか、本気だして考えてみた
1.親類説
まぁ、これが一番無難
雷電がライコフの甥っ子くらいなら、あれほど似てても説明つくし
でもつまんない(笑)
2.兄弟説
年齢的に無理がありますね
ライコフが3の舞台1964年時点で仮に20歳としても、2の舞台2009年には65歳になってますし
3.親子説
これについて本気だして考えてみる
その前に二人の経歴整理
ライコフ
1964・ヴォルギン大佐の愛人として部隊内でかなりの地位を得ているが、大佐の死亡により後ろ盾を失う(MGS3)
1970・部隊内の勢力争いに敗れ、サンヒエロニモ半島に左遷?させられる。ジーンの登場により部下の信用の薄い彼は投獄。祖国を救った英雄として権力争いに返り咲くことを目的にスネークに協力(OPS・ライコフ救出ルート)
雷電
1980年代・両親をソリダスに殺され、チャイルドソルジャー部隊に
リベリア内戦に少年兵として参加、10歳にしてスモール・ボーイ・ユニットの小隊長に
関係あるのはこれくらいか
まずは、父親(仮)のライコフについて考えよう
ライコフがスネークに協力したっていうのは、ちょっと特殊な手順踏まないと出ないから考察に入れるかどうか迷うけど
ストーリー的に無理矢理ではないから入れてみる
プライドの高いライコフが、自分をこんな場所に追いやった間接的な原因であるスネークに協力したのは
祖国を核の脅威から救った英雄としてソ連に戻る、という目的があったから
しかし、サンヒエロニモ半島の事件はアメリカ政府によって【なかったこと】にされてしまう
ソ連も、それを喜んで受け入れただろう
なら、ライコフの目的は達成されなかったことになる
たとえ祖国に戻って
『俺は核の脅威から祖国を救った英雄だ!』
と主張しても、誰ひとり聞き入れてくれないだろうし
下手をすれば、事件を知るものとして消されてしまう可能性だってある
腐っても軍人
ライコフもそこまでバカじゃないと思う
たとえ戻っても、望んだ待遇は受けられず
逆に、さらなる冷遇を受ける可能性すらある祖国にライコフが戻るだろうか?
彼に、そこまで深い愛国心があるようには思えない
なら、ライコフはどうするか
可能性として高いのは、スネークの元に帰順することだ
プライドが高く地位を重んじ、さらに自己中心的な性格の彼がフリーの傭兵としての道を選ぶかはかなり疑問
それよりも、BIGBOSSであるスネークの元にいればアメリカでそれなりの地位も保証されるし、それなりの待遇も期待できる
それに、すぐ退役したとはいえ、スネークはこのあとFOXHOUNDを設立している
元ソ連の将校とはいえ、サンヒエロニモ半島で共に戦った、という立場からFOXHOUNDに入るのはそう難しくないように思う
祖国に戻るより、そこにいた方が自分にとって利益になると踏んでもおかしくはない
つまり、ライコフは祖国を捨て、アメリカに帰順したのではないかと
スネークがいなくなっても、副指令がロイ・キャンベルであるかぎりそこそこの待遇は受けていたのではないかと
ただ、愛国者の息がかかった組織であることを考えると
ライコフは結構邪魔な存在であった可能性はある
素直に駒として動くような性格してないし
さて、ここでちょい話を切って、雷電について考えてみる
まずは雷電の年齢について
1980年代に10歳だったこと、MGS2において潜入ミッションは初の新兵だという設定だったことを考えれば
MGS2当時、20代のピチピチ青年であるだろう
まぁ、これはどうでもいいや
大事なのは、雷電が10歳前後で参加したというリベリア内線
Wikipediaによれば、第一次内戦は1989年から1996年
時間軸的に雷電が参加したのはこの時期だろう
ということは、1989年時点で10歳くらいだったとすれば、雷電の生まれは1979年前後
クーデターの時期を含めれば、まだ前後するかもしれないけど、70年代後半辺りが妥当だと思う
そして、雷電の出身地
遠くで捕らえられ、わざわざ送り込まれたのでなければ
参加したリベリア周辺に住んでいたのだろう
さて、ここで疑問が一つ
雷電の容姿は白金の髪に白い肌、青い瞳という、確実にヨーロッパやアメリカ系の人種
つまりは白人である
リベリアは西アフリカ、つまりは黒人が大半を占めるであろう地域
何故、そこに白人的容姿の雷電がいたのか
そこで、話はライコフに戻る
FOXHOUNDは、単独潜入諜報活動を主に行う特殊部隊
だから、そうしょっちゅうアウターヘヴン蜂起やらシャドーモセス事件のような、単身潜入して敵を倒す、みたいな任務はないだろう
つまりは、長期的に目的地に潜伏し、諜報活動を行うというのが本来の在り方なんだと思う
ライコフがFOXHOUNDにいることを選んだのなら、ライコフ自身が任務を遂行していてもなんら不思議はない
ライコフは元ソ連の人間
容姿もロシア人だし、ロシア語も完璧
アメリカと対立する地域への潜入任務に選ばれても不思議ではない
そして、アフリカは民族紛争の火種があちこちに転がってる地域
ライコフがそこで任務を行っていた可能性は十分ある
そこで女性と関係を持ち、雷電が生まれてもまぁおかしくはない
もしかしたら、夫婦と偽って潜入してたのかもしれないし
そして、ライコフが愛国者に疎まれていたのなら
事故を装って抹殺することもありうる
その任務にソリダスが付き、残された幼い雷電を拾って育てた、と
結論
ライコフ・雷電親子説は、ありえない話じゃない
ただ、この説を解くには重大な欠陥がある
ライコフは他人のナニを戸惑いなく握ったり、トイレに男連れ込んだり、エロ本に興味まったくない
下手をすれば
『女ってキモいよね、大佐はあの生き物の何がいいのかなぁ』
と、素で言いそうなほどの筋金入りのガチホモであり、自分と同じ顔を
『う、美しい!』
と言っちまう超絶ナルシー野郎だということだ
…こいつが子孫を残す気になるのか
それが親子説最大の難関である
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