カズヒラについて本気出して考えてみた



祝!盗聴テープ記念(何)につき、カズヒラについて本気出して考えてみた

腐脳フィルター通したら、盗聴テープはPWに載せた小説通りだと思うけど、あえて通さないで色々考えてみる

基本的にカズをこよなく愛している人間かつ、そんな知識深いわけでもない文系脳な女の考えることなんで、軽く受け流してもらえたら幸い
考察というより、すでに妄想の域
思いつきでしか書いてないんで、乱雑です



とりあえずカズの歴史整理
1947・米軍相手の娼婦であった母から生まれる
1957・母親が倒れ、店番を任されるようになる。父の写真を発見、捜索開始
数年後、父の消息を知る人物が現れる、手紙を書く
さらに数年後?父から手紙が来る。母を病院に入れ渡米
1969・大学を卒業、日本に戻る。母親の治療費と生活費のために自衛隊へ
1971・母親死亡、アメリカに戻るもすでに父は死亡
1972・BIGBOSSに拾われる。MSF立ち上げ、副指令に
1974・PWの舞台、愛国者とのつながり発覚

う〜ん、表にすると、ずいぶんと複雑な生い立ちしてんな

カズの生い立ち聞いたときから、実は寂しい人なんじゃないかな?なんて思ってました
終戦直後の日本で、日本にとって敵だった…自分の家族や親類を殺したアメリカ兵の子どもとして生まれてさ

人の意識って、たった2年や3年で劇的に変わるのは難しい
ましてや、それが集団意識ならなおさら
10年以上前から、アメリカは敵!って刷り込まれてきた人間の中で生きるのは、相当苦しかったんではないかと思います

近所の日本人には疎まれて、蔑まれて
時には、両親のことで罵られたりもしたんじゃないかと思う

だから、当時のカズは日本が嫌いで、母親が嫌いだったんじゃないかと

『自分は勝者アメリカの子だ』

『いつかこの国を捨てて、本当の祖国へ行くんだ』

この言葉には、そういう思いが詰まってるのではないかと

敗者の日本人の中でも、勝者に媚を売って生計を立てるという、惨めな生き方を選択した母親
自分達も同じ敗者のくせして、母親や勝者の子である自分を蔑む日本人
その全てを見下してたんじゃないかと

あんなやつらと、俺は違う
俺は敗者なんかじゃない、勝者の子なんだ

そう、言い聞かせて生きてたんじゃないかな

その根底にあるのは、自分の居場所がない寂しさだと思う
自分の居場所がないって、本当に寂しくて哀しくて苦しい
戸籍がなくて、目の色も髪も他の人とは違っていて
誰も、自分に優しくなんてしてくれなくて

もしかしたら、母親も自分を望んで、愛して産んだんじゃないと思ってたんじゃないのかも
母親が娼婦だったってことは、小さい頃から知っていただろうし
いくら娼婦辞めたとはいえ、店に来るアメリカ兵からモーションかけられたりはしてたろうし

誰も愛してくれない、誰にも必要とされてない寂しさ

だから、必死に父親をさがした
本当の祖国のアメリカなら、自分の居場所があるんじゃないかって
だからあんなにも必死で父親を探し、病床の母親に言って来いとまで言わせて

だから、アメリカではカズヒラって名乗らなかったんじゃないかなって思う
敗者の証である、日本人としての名前を捨てて
アメリカの父親がくれた、ミラーという姓だけを名乗って生きてた

アメリカで居場所を作るために必死に頑張って
大学卒業して、何となくほっとして
それで、何となく日本に帰ったんだと思う
不意に、今まで忘れかけてた母親のことを思い出しただけとかそんな単純な理由

でも、帰ってみたら母親は自分がわからなくなっていて
そのことにショックを受けて、久しぶりに自分の名前を口に出して

そこで、初めて気がついた
自分の名前の意味に、そこに込められた母親の想いに

カズのお母さんは、カズを愛していたんだと思う
そして、カズの父親も愛していたんだと思う
だから、2人の間に生まれた子どもに【平和】の名を付けたんだと思う

それまで自分が信じていたものが、まやかしみたいに崩れて
気づきたくなかったことに気づいたんじゃないかな

アメリカにも、自分の居場所はなかったんだって

父親は、自分を愛して、自分だから迎えてくれたわけじゃなくて
ただ、アメリカの息子の代わりとして、離婚した妻の代わりとして
ただ自分が寂しかったから、カズを迎え入れた

誰でも良かった、
お袋や俺を愛してたわけじゃなく、タイミングよく俺が現れただけなんだって
父親が母親を愛していないことは、再会を拒んだことで明らかだろうし

だから、カズは日本に残った
たった1人自分を愛してくれた…自分が捨てた母親の側にこそ居場所があるんじゃないかって
母親を養うことで、自分が必要とされてる実感が欲しかったんじゃないだろうか

自衛隊に入ったのも、居場所を求めてたんじゃないかな
他の人間と同じように社会の歯車になるんじゃなく、自分にしかできないこと、確固たる自分の居場所を求めてたから

でも、2年で母親は死んだ
カズは、また居場所をなくした
自衛隊でも結局居場所を作れなくて、アメリカに戻ってみたけど、そこにも居場所はなくて
だから、戦地へ行った
確固たる居場所を求めて


う〜ん、ぐちゃぐちゃだ(汗)

結局カズは、自分が一番大切な人間
けど、それは自分大好きというよりは他人を見る余裕のなさ
自分のことで、自分を守ることで精一杯だったっていう生き方のせいだと思う

誰かを愛するには、まず誰かに愛されることを知らなきゃならない
でも、愛し方も愛され方もわからない寂しい人間

だから、あんなにビジネスにこだわる
人と人との繋がりの中に居場所を見出せないから
確固たる居場所が欲しい、自分を絶対に裏切らないモノが欲しい
だから、自分の腕だけで居場所が作れるビジネスにこだわる

だから、自分にとって大切な人間でも、ビジネスに利用できちゃう
スネークや仲間は大好きだし大事だけど、だからこそビジネスに使えちゃう

ついでに、カズは自分を偽るのもうまいと思う
スネークとの会話からは、パスが工作員だって知ってるとは思えないし
自分自身を創りあげて、それを周りに信じ込ませる
それが一種の処世術なのかもしれない
ビジネスや目的のためにそのことに有利な自分を創りあげ、それこそが自分なのだと回りに信じ込ませて自分にとって有利に物事を運ぶ
でもそれだと、偽りの自分ばかりで本当の自分を知る人間はいない
結局、自分は独りなんだ
という孤独感がビジネス好きを加速させてそう


俺的結論
やっぱカズって、自分が一番大事だけど結局は誰かに愛されたかったり必要とされたり、自分の居場所に固執するタイプの人間だと思う
スネークについていったのも、スネークに必要とされてる自分、BIGBOSSという伝説の英雄に必要とされる自分が欲しかったんじゃないかと

でも、スネークやMSFのことは愛してると思う、健全な意味で




見てる人いないだろうけど、さらに語ってみる



スネークを裏切ってる的な意味の盗聴テープ感想で
【カズ死ね】
【2005年に死んで正解】
【くそやろうだな、マジで】

なんて感想が結構多いのには凹みます

そもそも、カズがやってることってそんなに悪いことかな?
いや、工作員だと知りつつパスを受け入れて結果死なせちゃったのは悪いけど

問題は、カズが何処まで知ってるかだよなぁ
恐るべき子ども達計画を知ってるからには、かなり深いとこまでかかわってるのかもしれないけど
でも

『あくまでビジネスパートナー』

発言のカズに、ゼロが深く語るだろうかという疑問は残ります
3は一周しかしていませんが、個人的はゼロは頭のいい人間だと思うし、OPSの影響か誰彼かまわず人を信頼しないイメージがあります

ビジネスパートナーということは、自分にとって有利ならば手を組みますが、不利な条件になればすぐ切りますよということ
だからこそ信頼した、という見方もあるけど、自分だったらそんな人間を完全に信用して腹を見せる、ということはない

というか、愛国者がカズを抱え込むメリットが薄いように感じる
OPSのときは遺産の奪取という目的があって、ジーンを抱え込みスネークを利用したけど
愛国者達がスパイを送り込みカズを抱えてまで、MSFをでかくする理由がわかんないんだよなぁ
ピースウォーカー計画を潰すだけにしては、なんだかなぁだし
結局はアウターヘブン蜂起しちゃって潰すことになるし

まぁ、4やってないのでここらあたりの事情は飛ばそう(おい)

結局、カズは恐るべき子ども達計画とか、サイファーの目的なんかは聞いてても本質については何一つ知らされてないし理解してなかったんじゃないかな
子ども達も、あくまで保険ですよね?って言ってるし
だから、ゼロがスネークの知り合いであることも、スネーク自身がゼロと距離置いてることを知らないんじゃないかな
そこらへんは、ゼロもカズに話すメリットないだろうし

だから、ちょっといかれた組織がBIGBOSSに興味持ってて、あわよくば帰順を狙ってるくらいの認識しか持ってないような気もする

つまりは、カズは2人の確執については知らなくて、それがスネークにどういう影響を及ぼすかがわかってないんだろうな
ある意味、謝れば許してもらえるみたいな意識があるのかもしれない
MSFをでかくする、ビジネスとして確立させるにはゼロの誘いは魅力的だし
基盤となる海上プラントの提供と引き換えなら、多少怪しい部分には目をつぶるぜって感じで

つまりは、カズもある意味利用されてるっぽい
いくらカズが賢くて色々経験してるといっても、まだ20代の若造をゼロが丸め込むのはそう難しくない気がする

いや、自分がカズ好きすぎて盲目になってるだけかもしれないが

だって、カズは5章ラストでゼロとの繋がりを示唆する発言をしている
こんな発言をしたら、スネークが自分を疑う可能性が高くなる
スネークの信用を失うのは、ビジネスからみても、MSF的にもメリットが何もない
ビジネスに固執するカズらしくないセリフ

個人的には、良心の呵責であって欲しい
何だかんだで、カズはパスが嫌いじゃなかったと思う
パスがMSFを何だかんだで愛していたように、カズもパスがそれなりに好きだったんじゃないかと思う
そうじゃなきゃ、わざわざバンド組もうぜとか言わないし、彼女に歌を歌ってもらおうとか考えないんじゃないかな

それに、サイファーにスネークが基準しない場合、メタルギアで殺すというのも知ってたら止めると思う
スネークがいなくなる=MSFの崩壊=ビジネスの崩壊

サイファーがカズにどんな条件を出してたのかは知らないけど、ここまで大きくしたMSFをカズが危険に晒すだろうか?
ひょっとして、パスが工作員であることは知ってたけど、その目的までは知らなかったのかもしれない

カズがMSFを使い捨てじゃないと思ってたのだとしたら
彼女の死で、良心が痛んだのかもしれない

だから、あの言葉はスネークへの懺悔だったのかもしれないと思ってる

でも、そうなると気になるのがカズがマクドネル・ミラーとなること

MGはMGSのパロディ的なものらしいから、その経歴を何処まで信用していいかはわからないけど
経歴を信じるなら、カズはこの後イギリス陸軍特殊舞台、グリーンベレーの教官となった後
、FOXHOUNDのサバイバル教官になっている

つまり、MSFから離れている

サイファー(愛国者)の完全な部下じゃなく、ビジネスパートナーだったにもかかわらず、カズがビジネスとして固執していたMSFから離れている
それだけじゃなく、ビジネスとは無縁の生活を送っている
きっと、1980年代に何かがあった
それは小島監督が語ってくれなければわからないけど

何かがあって、カズはあれほど固執していたビジネスを捨て、愛国者のもので生きることになる

たぶんそこが、カズヒラ・ミラーからマクドネル・ミラーに変わるキーパーソンになると思う

小島監督!そこんとこのゲーム出して!!
出してくれたらPS3買うから!!

個人的な予想は、愛国者達に奪われたんではないかと
BIGBOSSがMSFの後の組織であるアウターヘブンの頭領でありながら、FOXHOUNDの司令官だったことから考えて、一度MSFは解散かそれに準ずる事態に陥って
自分の居場所を奪われたカズは、愛国者が提示した新たな居場所(教官)にいることを選んだのではないかと

うん、たぶん違う気がする

あー、考えれば考えるほどわからんくなるな〜
MGSシリーズは細かいとこ気にすると矛盾だらけだしな〜
4やってないからわかんないだけかな?

何か思いついたら付け足すかも





追記・1

久々に1をちょろっとやって思い出した!

『だが、親父は俺を選んだ』

このリキッドの言葉
Wikipediaによると、リキッドは生後間もなくイギリスに渡り、イギリスで生活している
細かく追求すると、色々矛盾点とか出てくるんだろうけど

これって、MSFから離れたスネークが一時期イギリスで生活してたってことにならないかな?

いや、PWの舞台である1974年の時点でリキッド達は2歳だから、細かく言うと矛盾だらけなんだろうけど
リキッドが自分がスネークに選ばれていたと思っていたことから、二人がイギリスで出会っていてもありえない話じゃない

そして、マクドネル・ミラーはSASにいたことがある

ということは、カズはMSFから離れた後、愛国者に身を寄せたというよりは、スネークと共にイギリスに渡ったという見方も出来るわけで
仮に愛国者達にMSFを奪われたのなら、むしろそっちの可能性の方が高いかも

仮にそうだとすると、アメリカに戻ったのもスネークについていったからという見方もできるなぁ

そうなると、二人は本当に信頼しあった仲間
という、管理人にとって非常に嬉しい結果になるわけだが…

もう少しじっくり考えてみるか

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