親指取れちゃいました3



「ナオミ、見てみろ」

「なぁに、兄さん?」

「それっ!」

―シュッ

「ほら、親指が取れてしまった」

「!すごーい!親指が取れちゃった!!」

「凄いだろう?」

「うん!兄さん凄い!!どうやったらできるの?」

「それはな、コレをこうやって…」

「何をしてるんだ、2人とも」

「あ!ボス、見て見て!えいっ」

―しゅっ

「親指取れちゃったの!凄いでしょ!?」

「…お〜、凄いなナオミ!親指が取れてしまった!」

「えへへ、兄さんに教えてもらったの!」

「そうか、よかったな(撫で撫で)」

「よかったな、ナオミ」

「うん!」

「…何だか昔のお前を見てるようだな、フランク」

「…そうですか?」

「あぁ(ニコニコ)」

「…忘れました」







半分実話
フランク…若き日の叔父
ナオミ…幼き日の俺
スネーク…若き日の母

親指シリーズ書いてて、そういえばこの技は披露した従兄弟(4歳)の父親から教わったことを思い出しました
こうして技とか受け継がれていくんだな〜と思いました

- 25 -


[*前] | [次#]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -