140文字でネイカズ



【なぁ、教えてくれ】
俺は、平和が何かわからない
同じように、幸せが何かわからない
今まで生きてきて、幸せだと感じたことがない
あぁ、でも
「スネーク、探したんだぞ!」
お前が俺の名を呼ぶ瞬間
お前の笑みを見た瞬間
胸の奥が、どこか暖かくなるような気がするんだ
【これが、幸せという感情なのか?】


【死ねない理由なんて】
「スネーク…よく無事で帰って来てくれた。正直、もうダメだと思った…」
「おいおい、勝手に殺すな。俺はまだ死なん」
「はは、さすがボス!やっと組織のトップの自覚が出てきたか?」
「いや…死んだら、もうお前の美味い飯が食えないだろう?それは困る」
【そんなものさ】


【人殺しの手】
己の一部ともいえるほど、銃とナイフの馴染んだ手
数え切れないほどの人間の命を奪い、それ以上の人間を傷つけてきた手
その手を、アンタは汚い手だというけれど
「カズ…愛している」
けれど、誰よりも俺に優しく触れてくれる手だから
俺はこの手が愛しいと、胸を張っていえる
【愛しい手】


【何も知らぬ手】
人の殺め方を知らない、無垢な白い手
俺達のために飯を作り、書類にサインをする手
お前は、そんな手を恥じているのかもしれんが
「スネーク…大好きだ」
やり方は違えど、俺達を全力で護ってくれる手だから
眩しいほどのその白さを、俺は全力で護りたいと思っている
【護りたい手】


【くだらない攻防】
「スネーク、いい加減諦めたらどうだ?」
「お前こそ諦めろ、カズ」
テーブルを挟んで互いに睨み合ってから早数分
2人の間にあるのは、小さなクッキー一枚
「俺の事愛してるなら譲って」
「できない相談だ」
数秒の沈黙を挟んで
ほぼ同時に、口元に小さな笑みを浮かべた
【殴り合い数秒前】


【いざゆかん】
「随分着飾ってるなカズ」
「今から資金集めのパーティだからな」
「どこからどう見ても男前だぞ、ビックスター」
「茶化すなよ。じゃ、行ってくる」
俺の苦労など知りもせず茶化してくるスネークを引っぺがして、ヘリに乗り込んだ
我らがボスに、いい知らせを持って帰る為に
【わが戦場へ!】












リハビリとネタメモをかねた的な何かです
いつか各ネタで1本ずつ書いてみたいものです
とかいいつつ、実は色々憧れているサイト様方のを見て、自分もやってみてぇ!とかいう安直なry
140文字で纏めるのって、結構難しいですね
纏まりすんごいないし…綺麗に纏められる方本気で尊敬する

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