猫さんとウサギさんのお話…ぱーとつー!・2
「さぁ、邪魔者はいなくなった…楽しもうじゃないか」
呆然とマングースの立ち去った扉を眺めていた猫さんでしたが、ウサギさんの低く欲情をたっぷり含んだ声を耳に流し込まれて
ビクッと体を震わせながらも、我に返ってまたバタバタと手足を動かして抵抗します
「ちょ、やだやだやだ!」
「大人しくしろ。大体前も遊んだじゃないか…今更何を恥ずかしがる」
「恥ずかしいんじゃなくてイヤなの!どけろ、んで帰れ!!」
猫さんの抵抗は、ウサギさんにとっては可愛らしいものでしたが
いくら可愛くても、あまり暴れられるとことが中々進みません
のんびりとこの可愛らしい抵抗を楽しんでもいいかなと、ちょっとだけウサギさんは思いましたが
それよりも、早く猫さんをトロトロにしてしまいたい欲求のほうがずっと強いのです
「大人しくする気は?」
「ない!離せよ!!」
「そうか、なら仕方ない」
ウサギさんはニヤリと悪い笑みを浮かべると、猫さんが逃げられないようにしっかりと腰を掴んだままずりずりと体をずらし
まだ反応していない猫さんのアレを、ぱくっと咥えました
「はぅっ」
急にそんなところを咥えられ、猫さんは驚いてあんまり可愛くない声を上げてしまいました
その声にウサギさんは心の中で苦笑しましたが、なら可愛い声を出させようと気を取り直し、ペロペロと口の中のソレを舐めました
「うにゃっ…やぁ、やめっ…あぁんっ」
ウサギさんの思惑通り、敏感な場所を舐められた猫さんはプルプルと体を震わせながら甘い声を上げ始めます
猫さんはどうにかソコからウサギさんの顔を離そうと小さく上下する頭を押しますが、しっかりと腰を抱えているウサギさんの頭はびくともしません
逆に仕返しと言わんばかりにちゅうっと吸われてしまい、猫さんはプルプルと体を震わせながら身悶えます
その反応に気を良くしたウサギさんは、口の中のモノを舐めたり吸ったり、時には軽く歯を立てたりしながら猫さんの反応をうかがいます
「いやっ…あ、ぁっ…にゃ、うにゃぁん」
そのたびに猫さんは真っ赤な顔で、耳も体も尻尾もプルプルと震わせて、ぽわりと開いた唇からあまぁい声を上げます
とろんと潤んだ蒼い瞳を向けられて、ウサギさんは
「だめ、だめ…も、はなしてっ」
猫さんはフルフルと首を振りながら、必死にウサギさんの頭を離そうとぐいぐい押しますが
力の入っていない手で押されても、ウサギさんにはおねだりをしているようにしか見えません
「ろーひてら?」
ウサギさんは咥えたまま返事しましたが、プルプルとした小さな振動が敏感な場所に伝わってしまい、猫さんの体が震えます
「も、でちゃ…でちゃう、から…」
甘い声混じりに、猫さんはどうにかそう言って、ウサギさんにおねだりするような目を向けます
その目を見たウサギさんは、とっても悪い顔で笑うと
先っぽを、じゅっと音を立てて吸い上げました
「にゃぁぁっ…でる、でるっ」
その瞬間、猫さんはまるで悲鳴のような声を上げて
とぷりと、ウサギさんの口の中に蜜を零してしまいました
「気持ちよかったろ?」
ぐったりとベットに沈み込む猫さんから顔を離したウサギさんは、ニヤニヤと笑いながら猫さんの顔を覗き込みます
猫さんははぁはぁと荒い息を繰り返しながら、ウサギさんをぼんやりと眺めます
その目は、とても気持ちよかったといわんばかりに潤んでいます
ウサギさんはくくく、と小さくのどの奥で笑うと
グッタリとしている猫さんの体をペロリとひっくり返し、腰を高く上げさせ
ぺろりと、白く震えるお尻を舐めました
「あぁっ」
びくっと猫さんの体が震え、戸惑ったようにウサギさんを振り返ります
ウサギさんはニヤリと猫さんに向かって笑うと、お尻を掴んで大きく広げ
その奥にある、自分を受け入れるための場所をペロペロと舐め始めました
「い、いやっ…にゃ、やぁ…」
お尻を高く上げられた上にそんな場所を舐められて、猫さんは恥ずかしくてたまりません
どうにか抵抗しようとイヤイヤと首を振りますが、じわじわと広がる気持ちよさに体に力が入りません
「にゃんっ…しっぽ、だめだってばっ」
さらに、尻尾まで弄られれば猫さんはたまったものではありません
気持ちよくて恥ずかしくて、猫さんの頭の中は今にも爆発しそうです
けれど、猫さんの体は気持ちよさにどんどんと蕩けていきます
猫さんの体がとろとろになったのを感じたウサギさんは、ゆっくりと一度体を離し
猫さんの腰を抱えなおして、すっかり高ぶったソレを蕩けた場所に押し当てます
熱いソレを感じた猫さんは、ウサギさんを振り返ります
「だめ…おねが、まって…」
「待たない。入れるぞ、カズ」
猫さんはどうにかそう口にしましたが
ウサギさんは猫さんのお願いをきかず、ぐいっと腰を押し付けて柔らかく蕩けた場所へと熱い高ぶりを押し進めました
「うにゃ、あぁっ…にゃ、ぁぁっ」
ズンッと奥までウサギさんが入り込むと同時に、猫さんの口から高く甘い声が漏れ
体から、トロリと白い蜜が零れました
「なんだ、そんなに気持ちよかったのか?」
ウサギさんはからかうように猫さんの耳元で笑いますが
ウサギさんがグイグイと腰を動かしているので、猫さんは答えるどころではありません
「やめ、にゃあっ…ねが、やすま…」
必死で首を振り、ウサギさんに訴えますが
ウサギさんは、猫さんのお願いをきく気はさらさらないようです
ぐちゃぐちゃと音を立てて、猫さんのナカを掻き回しています
「おねが、すねーくっ…も、にゃあぁっ」
「お前が我慢すればいいだろう?」
「むり…がまん、むりっ」
まるで小さな子どものような猫さんに、ウサギさんはとても楽しそうに口の端を上げます
何度でも言いますが、このウサギさんは物凄いドSです
猫さんにとっては必死の反応も、ウサギさんにとってはとっても可愛らしく映り
もっともっと、意地悪したくなってしまうのです
「そうか、じゃあ我慢させてやろう」
ウサギさんはとっても楽しそうな声でそういうと
プルプルと震えて蜜を零す、猫さんの根元をぎゅっと握りました
「ひっ…いたぁっ」
敏感な場所を強く握られて、猫さんはたまらず悲鳴を上げます
けれど、ウサギさんがグイグイ動くので、痛いのはあっという間に気持ちいいのに融けていきます
「あっ…やだ、やだっ」
けれど、気持ちよくなって出したいと思っても、ウサギさんが根元をしっかりと握っているせいでソレができません
「くるしっ…すねーく、はなしてっ」
「ダメだ、我慢させてやるといっただろ?」
猫さんは出したくてたまらなくなって、必死にウサギさんにお願いします
けれど、ウサギさんは猫さんの必死のお願いも聞かず、逆に猫さんをどんどんと追い詰めていきます
「も、やだ、やだぁぁぁっ」
出したいのに出せなくて、とっても気持ちいいけどとっても苦しくて
猫さんの目から、ボロボロと涙が零れ落ちます
「やだ、おねがっ…にゃ、ぁっ…も、イか、せてっ」
泣きすぎて目が真っ赤になり、鳴き声と泣き声が混じった声で必死でお願いする猫さんを
ウサギさんは可愛いなぁと思いましたが、ちょっぴりやりすぎてしまったかな?と少しだけ、本当に少しだけ反省しました
「悪かった、苛めすぎたな」
ちゅ、と小さく頬にキスをして、ウサギさんはしっかりと握っていた手を緩め、くちゅくちゅと音を立てて弄りながら、後ろを猫さんが気持ちいいように掻き回します
「あぁぁぁっ!!も、イっ…んにゃぁぁぁっ」
ようやくウサギさんの意地悪から解放された猫さんは、ビクビクと体を震わせながら勢いよく白い蜜をウサギさんの手の中に零し
「あ…あぁ…」
そのまま、こてんっとベットに沈んで目を閉じてしまいました
「…で、何でまだここにいるんだ?」
猫さんが目を覚ますと、もう外は真っ暗でした
しかも、なぜかウサギさんが我が物顔で部屋でコーヒーを飲んでいました
せっかくのお昼寝日和を邪魔された挙句、またエッチなことまでいたされて猫さんの機嫌は最悪でした
自慢の尻尾も、びたんびたんと地面を叩いています
「何でって、気持ちよすぎて意識を飛ばしたお前を放っておいて帰るほど俺はろくでなしじゃないぞ」
「人んちに押しかけてこんなことする時点で十分ろくでなしだ!!」
猫さんは全身の毛をブワリと膨らませてウサギさんを威嚇しますが、ウサギさんはそ知らぬ顔でコーヒーを飲んでいます
けど、その顔はどこか楽しそうなものでした
「コーヒー飲んだしもういいだろ!!ほらさっさと帰れ!!」
「お前、か弱いウサギをこんな夜更けに1人で帰らせる気か?今日は泊めてくれ」
「い!や!だ!!何で俺がアンタを泊めなきゃいけないんだ!?というかあんたか弱くないだろ!!?」
「おいおい、俺はウサギだぞ?襲われたらどうするんだ」
「誰もアンタなんか襲わねぇよ!!」
実はこのウサギさん
向こうの森ではちょっとした有名人で、こうして猫さんのところへ遊びにきたおかげで、いろんな噂が広がることになるのですが
「夜は長い。どうせだ、もう一遊び…」
「絶っっっっ対しない!!!というか何で泊まること前提なの!!?つかそれ以上近づくな!!!」
そんなことまだ知りもしない猫さんは、じりじりと近寄ってくるウサギさんから逃げることに必死でした
最近エロがこうマンネリ化してる気がするので、ちょっと変わった書き方で書いてみたかったけど
やっぱり、マンネリな気がするよママン…
そして、我が家のスネークがだんだんと鬼畜になっていっている気がするんだが気のせいだろうか…いや、気のせいじゃないですね…
もっとこう、ほのぼのしたものが、甘い話が書きたい!!
甘エロが!!!
うん、精進します
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