猫さんとウサギさんのお話
ぽかぽかと暖かい日差しが降り注ぐ草原を、一匹の猫がのんびりと歩いています
猫さんは、名前をカズヒラといいます
この近くの森に住んでいる、綺麗な金色の毛並みを持ったまだ若い猫です
草原の中心にある、小さな丘
気持ちのいい風が吹き抜けるそこには大きな木が一本立っていて、柔らかく日差しを遮ってくれます
そこは猫さんお気に入りのお昼寝スポットです
今日はそこでお昼寝をしようと思い立ち、猫さんは足取りも軽く丘へと向かいます
「…あれ?」
丘へと近づくと、今日はもう誰かがそこにいました
猫さんはゆっくりと、足音を立てないようにそぉっと近づきます
「…ウサギだ」
背の高い草に身を隠してコッソリと伺えば、そこには一匹のウサギさんがお昼寝をしていました
茶色くて体の大きい、見たことのないウサギです
ぷすぷすと鼻を鳴らして眠っているウサギさんは、あまりに無防備です
ここまで無防備だと、猫さんの本能が刺激されて、何かしてやりたくなってしまいます
「そうだ、イタズラしてやろう」
そう思いつき、猫さんはふふふ、と小さく笑いました
猫さんは、獲物を狩ることがとっても上手でした
とはいっても、今はお腹も空いていませんですし、自分より体の大きなウサギさんを食べようという気はまったく起きませんでしたが
食べちゃうふりをして、ウサギさんが驚いた顔を見て笑ってやろうと思いました
ようするに、猫さんはウサギさんで遊ぼうと思ったのです
姿勢を低くして、ゆっくりと猫さんはウサギさんに近づいていきます
ウサギさんは猫さんに気付かずに、気持ち良さそうに眠っています
一歩一歩、足音を立てないように近づき
「とりゃっ」
猫さんは、掛け声と共にウサギさんに飛び掛りました
「食べちゃ…ひゃっ」
そのままウサギさんの体を押さえつけようとした猫さんでしたが
ぐるんっとウサギさんが体を捻り、逆にマウントボジションを取られてしまいました
「え、何?え、え?」
「ふぁ〜…何だ一体…」
何が起こったかわからずにきょとんとしている猫さんの頭の上で、ウサギさんは小さくあくびをしました
さてと…と小さく呟いて、ウサギさんは反射的に押さえつけた猫さんを見つめます
猫さんも首を捻って、まだ状況のわかってない瞳でウサギさんを見上げます
「…で?」
「へ?」
「人が昼寝してるところにいきなり飛び掛ってきて、お前何したいんだ?というか誰だお前」
「え…あ、いやぁ〜…あ、俺カズヒラ。向こうの森の泉の側に住んでるんだ」
ようやく状況が飲み込めてきた猫さんは、気まずそうにへらっと笑ってウサギさんを見上げます
脅かしてイタズラしてやろうと思いました、なんてこの状況ではとても言えません
どうにかウサギさんの気をそらそうと、最後の質問にだけ答え、自分が住んでいる森を指差しながらチラチラとウサギさんを見上げます
「そうか、俺はスネークだ。あっちの森に住んでいる」
「スネーク…蛇?アンタ、ウサギなのに?」
「おかしいか?」
「いや、変わってるな〜って思っただけだ。おかしくはない」
猫さんとは反対側の森を指差しながら話すウサギさんに、猫さんは助かったと気付かれないように小さく息を吐きました
「なぁスネーク…」
「で、お前は何で寝てる俺にいきなり飛び掛ってきたんだ?」
このままお喋りしているうちに話がそれないかと目論んでいた猫さんでしたが、ウサギさんは猫さんの目を見つめながらそう言いました
「あ〜…いや、アンタと遊ぼうかな〜と思ってさ」
あはは〜と乾いた笑いを浮かべながら、猫さんは背中を伝う冷や汗をどうにか誤魔化してそう返しました
嘘ではありません、驚いた顔を見て笑って遊ぼうと思っていたのですから
「ほう…遊ぼうと思っている相手に飛び掛るのが、お前の遊びの誘い方なのか?」
「あぁ、俺の一族独特の誘い方なんだ」
猫さんはしれっと大嘘ぶっこきながら、ニッコリとウサギさんに笑ってみせます
「なるほどな」
ウサギさんは猫さんの言葉に興味なさそうにそう返しながら
じっくりと、白い背中やゆらゆらと揺れる尻尾を眺めています
実はずっとマウントポジションを取っていたので、ウサギさんは何だかムラムラしてきていました
ウサギという種族は基本的にみんな性欲が強いのですが、このウサギさんはその中でもかなり性欲を持て余していました
しかも運がいいのか悪いのか、猫さんの容姿はウサギさんのタイプど真ん中なのです
「(オスなのが少々惜しいが…まぁいいだろう)」
しかも、ウサギさんはオスでもオッケーな雑食家でした
「よし、じゃあ遊ぼうかカズ」
急にニッコリと笑いながらそう言いだしたウサギさんに、猫さんは何だか嫌なモノを感じました
いわゆる、野生のカンというやつです
「な、ならどいてくれないか?このままじゃ遊べないだろ?」
猫さんはだらだらと伝う汗を感じながら、ぎこちない笑みを浮かべてウサギさんを見上げます
「いや、このまま遊ぶんだ」
猫さんの不自然すぎる笑みを見て、ウサギさんはにまぁっと笑みを深め
するりと、猫さんの体に手を這わせていきます
「ちょ、やっ…何するんだよ!?」
「遊ぼうといったのはお前じゃないか」
その手にウサギさんが何をしようとしているのかようやくわかった猫さんは、慌ててウサギさんを跳ね除けようとします
ですが、自分より体の大きなウサギさんにしっかりとマウントポジションを取られてしまっているので、暴れてもウサギさんの体はびくともしません
「やめろ!遊ぶなら、もっと別のことして遊ぼうぜ!?」
「いいじゃないか、大人の遊びだ」
どうにかウサギさんの下から這い出ようとじたじたともがきますが
「ほら、大人しく俺と遊べ」
「にゃぁぁんっ」
ウサギさんの巧みな愛撫に、あっという間に体から力が抜けてしまいました
体中を這い回るウサギさんの指はとても気持ちがよくて、猫さんはすぐに夢中になってしまいます
「あ、ぁっ…うにゃ、にゃぁんっ」
「随分といい声で鳴くじゃないか」
くったりと力の抜けきった猫さんの体を弄り回しながら、ウサギさんは喉の奥で小さく笑いました
その顔は、ウサギとは思えないほど凶暴なものです
「あ、それやぁっ」
「ほう、ココが気持ちいいのか」
「いやぁ、やめっ…あ、にゃっ」
あちこちに触れるたび、まるで楽器のように可愛い声を上げて身悶える猫さんに、ウサギさんはごくりとつばを飲み込みます
猫さんも、触れられるたびにまるでそこから蕩けてしまいそうなほどの快感に、とろんと瞳を潤ませてぎゅうっと拳を握り締めます
ピンク色にぴんっと立ち上がった場所も、蜜を零すソコも、ウサギさんを受け入れるための場所も、ウサギさんに弄られてトロトロに蕩けていきます
猫さんの体が蕩けきったのを感じたウサギさんは、猫さんの腰を抱え
熱い高ぶりを、柔らかく蠢くソコへと押し付けます
「カズ、入れるぞ。力抜いてろ」
「や、だめ…あぁぁぁっ」
ずぶずぶと体に入ってくるウサギさんの熱い高ぶりに、猫さんはあまぁい悲鳴をあげて体を震わせ、反射的にきゅうっと締め付けてしまいます
心地よい締め付けに、ウサギさんはたまらずにほうっと息を吐きました
「あ、ぁ…」
「お前のナカ、気持ちいいぞ」
はぁはぁと荒い息を吐く猫さんのフルフルと震える白い双丘をゆるりと撫でたウサギさんは
猫さんの息が整うのを待たずに、ぐっと腰を引いてから打ち付けます
「いやぁっ…いきなり、激しっ」
「お前がナカが良すぎるのが悪い」
ぐちゃぐちゃとナカを掻き混ぜられ、猫さんの背中がビクリと仰け反り
開いた唇からは、たっぷりの甘さを含んだ声が漏れてしまいます
耳を擽るその気持ちのよい声をもっと聞きたくて、ウサギさんは突き上げながら体中を弄り回します
ウサギさんの思惑通り、猫さんはとっても甘い声を上げながら体を捩ります
「や、ぁっ…んや、ぁ…」
肌と肌がぶつかり合う音や、繋がった場所からくちゅくちゅと響くいやらしい水音
それに、自分の甘い声とウサギさんの荒い息
のどかで穏やかなこの丘の風景とあまりにかけ離れたそれらに、猫さんはたまらない気持ちになってしまい自然と腰が揺らめき、尻尾もゆらゆらと揺れてしまいます
「あ、あ、あっ…や、んあぁっ」
不意に、ウサギさんの目に気持ち良さそうにゆらゆらと揺れる尻尾が映ります
何の気なしに、ウサギさんはソレを手に取り指先で軽く弄りました
「いにゃぁぁぁっ…しっぽ、だめっ」
その瞬間、猫さんはビクビクと体を震わせてウサギさんを振り返ります
その目には、今にも零れ落ちてしまいそうなほど涙が溜まっています
その瞳に、ウサギさんの中にもっと猫さんを苛めたい気持ちが湧き上がってきます
「ダメ?気持ちよさそうじゃないか」
尻尾を掴み、ゆっくりとそのしなやかな毛並みに沿うように撫でると、猫さんの体が震えます
撫でられるたび猫さんの体をぞわぞわとしたものが体中を這い回り、イヤイヤと首を振ってどうにかそれを逃がそうとしています
その可愛らしい仕草に、ウサギさんの苛めたい気持ちがどんどんと膨れ上がっていきます
「だめ、だめっ…しっぽ、だめっあぁぁっ」
「尻尾はいやか、ならこっちはどうだ?」
ウサギさんはとても楽しそうに尻尾を弄り回しながら、ふるふると震えるぺたんと寝てしまっている猫さんの耳を軽く甘噛みします
すると猫さんの体がまるで魚のように跳ね、きゅうっとナカのウサギさんをキツく締め付けてきました
「いやぁぁ…みみも、だめっ、どっちもだめっ」
猫さんは必死で頭を振って、どうにか耳からウサギさんを引き離そうとします
「そうか、どっちも気持ちいいか」
けれどウサギさんは体で押さえつけるように猫さんの動きを封じてしまいます
耳を甘噛みするのも、尻尾を弄るのもやめてはくれません
「あぁぁっ…やめ…だめ、やぁ、あ、ぁっ」
突き上げられる快感に、耳と尻尾から伝わるゾクゾクとした感覚に
猫さんの腕から力が抜け、地面にぺたりと伏せてしまいます
腰だけを高く上げたとってもエッチな格好に、猫さんの頬が自然と熱くなります
「やだ、も、やだぁぁっ」
気持ちよさと恥ずかしさから、ついに猫さんの瞳からポロリと涙が零れ落ちます
「泣くな、カズ」
ぽろぽろと涙を零す猫さんの耳に、どこか困った様子のウサギさんの声が届き
ペロリと、頬を熱いものが滑っていく感覚がしました
その感覚に顔を上げると、すぐ側にウサギさんの顔がありました
そのことに驚いて目を丸くしていると、さらにウサギさんの顔が近づいて、優しいキスをされました
「すねー、く…」
片方しかない青い瞳を見つめながら、猫さんはウサギさんの名前を口にします
するとウサギさんは、どこか嬉しそうに目を細め
腰を抱えなおし、グイッと奥を突き上げ始めました
「あぁぁっ…や、すねーく、すねーくっ」
「お前は可愛いな、カズ」
うわ言のように名前を呼ぶ猫さんに、どこか余裕のない声でウサギさんが笑います
すっかり力の入らなくなってしまっている猫さんは、ウサギさんに揺さぶられるままに声をあげて腰をくねらせます
そのたびキツク締め付けられ、ウサギさんもたまらなくなって突き上げをより強く激しいものへと変えていきます
「んにゃぁぁぁっ」
カプリと耳を噛まれながらぐいっと奥を突き上げられ、猫さんはたまらずに体を震わせながらとぷりと白い蜜を零します
その瞬間痛いほど締め付けられ、ウサギさんも猫さんの中にたっぷりと蜜を注ぎこみました
「楽しかったろ?大人の遊びも」
「…楽しかったのはアンタだけだ」
どこかスッキリとした顔で笑うウサギさんを、猫さんはキッと睨みつけます
猫さんの尻尾は、不機嫌そうにバシバシと地面を叩いています
脅かして遊んでやるつもりが、逆にこちらが遊ばれエッチなことまで致されてしまったのです
しかも、相手は猫さんより体が大きいとはいえ、ウサギです
人よりもちょぴり…いえ、とってもプライドの高い猫さんはそのことが気に入りません
「だが、気持ちよかっただろ?」
「誰が!!」
ニヤニヤと笑うウサギさんに、猫さんはシャーッと毛を逆立てて牙を見せます
けれど、その顔は真っ赤です
実は猫さん、さっきのことで腰がすっかり抜けてしまっているのです
そのことをウサギさんに悟られたくなくて、必死でウサギさんを近づけまいと威嚇します
「どれ、家まで送ってやろう。腰が抜けて立てないだろう」
ですがそんな猫さんの抵抗もむなしく、腰が抜けていることはウサギさんにはバレバレでした
「抜けてない!1人で帰れる!!」
ウサギさんの言葉に顔をリンゴのように真っ赤にした猫さんは、気合で立ち上がるとウサギさんをキツクひと睨みしてから自分の住処へと急いで帰っていきます
ですが、その足取りはまるで生まれたての子じかのようにおぼつかないものでした
「おいカズ、また遊ぼうな」
よたよたと歩く猫さんに、ウサギさんは堪えきれずに噴出し
大笑いしながら、猫さんの背中にそう声をかけました
「アンタなんかと二度と遊ぶか!!!」
その声に心底ムカつき、猫さんは振り返ってウサギさんを睨みながら怒鳴りつけ、思い通りにならない足にイライラしながら来た道を戻ります
「(もう二度とアイツと会うもんか!!しばらくあの丘には行かない!!)」
心の中で、そう誓いながら
「向こうの森の泉の側に住んでるカズヒラ、なぁ…」
猫さんがそんな誓いを立てていることなんか露知らず
ウサギさんはぼさぼさの毛並みを軽く整えながら、猫さんの背中を見つめています
猫さんはすっかり忘れてしまっていますが、ウサギさんに自分がどういう名前でどこに住んでいるのか最初に話してしまっています
向こうの森の泉の側に住んでいる、猫のカズヒラ
それだけわかっていれば、猫さんの住処を見つけ出すことなんてウサギさんにはたやすいことです
「今度は俺から遊びに行くか」
もう会わない、と誓う猫さんとは裏腹に
ウサギさんは、猫さんに会いに行く気満々です
「急に襲い掛かるのがあいつの一族の遊びの誘い方、だったか?」
若干都合のいいように改変された猫さんの大嘘を呟きながら、ウサギさんは何かを考え込むような顔をします
ウサギさんは、すっかり猫さんのことを気に入っていました
また一緒に大人の遊びをすることも、ウサギさんの中ではすでに決定事項です
「また遊ぼうな、カズ…」
もうすっかり見えなくなってしまった猫さんの可愛らしい声と顔を思い出しながら
ウサギさんは、とってもウサギっぽくない顔で笑いました
童話調ほのぼのエロスを目指して撃沈
エロス成分を抑えようとしたが抑止できなかった
いや、エロくないけどね
ニコ動で、ウサギに遊ぼうよとちょっかいかける子猫に
(・ω●´*)種付けを開始する!
(;▼д▼)ちょ、や…いやぁぁぁ!
な感じなウサギの動画を見まして
一瞬でネイカズ変換、および妄想が爆発
突発的に書いてしまいました…
うん、色々ごめんなさい
どうでもいいですが、ほのぼのレイプというコメントが秀逸で噴いたのでそれを目指してみた
でも、別にならなかった
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