豆と節分と恵方巻・2



スネークの目に飛び込んできたもの
それは、ベットサイドに置かれた節分の豆
小さな升に入れられていた豆は、ミラーが弄っているときにスネークが強引に引っ張ったせいか、いくつかベットサイドの上に零れ転がっている
それを見たスネークは、あることを思いつき
小さく…しかしどこか残酷に微笑んだ

「カズ、お前の年には後5つだったか?」

突然の質問に、快楽に酔い痴れていたミラーは上手く反応できず、どこか訝しげにスネークを見つめる
そんなミラーに説明もせず、スネークはベットサイドへ手を伸ばして豆を拾い

「ほら、食え」

2本の指で豆を1つ挟むように持ち
そのまま指ごと、豆を押し込んだ

「ひっ…す、スネーク!何して!?」

指と共に押し込まれる異物の感触に、ミラーは目を丸くして慌てたようにスネークへと視線をやる
だが困惑したようなミラーの視線を受け、スネークはより楽しそうに笑い指を抜き豆を手に取る

「いや、豆を食うんだろ?だから手伝ってやろうと思ってな…ほら、2つ目」

「あぁぁっ…やめ、いれないでっ」

ぐっと押し込まれそうになる異物を拒絶しようと、体が反射的に硬くなる
だが、散々慣らされ柔らかくなったソコでは上手く指も異物も拒絶できない

「遠慮するな…ほら、3つ…4つ…」

「やめ、やめっ」

ぐい、ぐいと異物が奥へと挿入される感覚に、ミラーは体を震わせて身悶える
そんなミラーにお構いなしに、どんどんとスネークは豆を押し込んでいく

「ほら、最後だ」

「い、いやっ…ああぁぁっ」

ぐいっと一際置くに豆を押し込まれ、ミラーのは悲鳴とも歓喜とも区別のつかない叫びを上げた
耳を擽るその心地よい声に、スネークの口から低い笑い声が漏れる

「どうだ、下の口で味わう豆は」

「さい、あくっ…も、取ってくれっ」

ニヤニヤと笑うスネークを、ミラーは力いっぱい睨みつける
だが、涙で潤んだ瞳で睨まれても、スネークには愛らしく映るだけ
逆に、より苛めてやりたいという衝動が胸いっぱいに広がっていく

「そうか?美味そうに食ってるじゃないか」

スネークは指を軽く動かし、指先で豆を内壁に軽く押し付けてやる
敏感な場所を指とは違う硬いもので押される感覚に、ミラーの腰がビクリと跳ね上がる

「やめっ…」

「ほら、美味いだろ?」

「も、変態!」

ミラーの精一杯の悪態も、スネークには可愛らしい痴態にしか感じられない
まるで小さな子どもが新しいおもちゃで遊ぶように、スネークはミラーの体内にある豆を弄り回し、それごとナカを掻き回す
そのたび体内を異物が転がりまわる感触に、ミラーは足を突っ張らせ爪先を丸めて耐える

「あ、ふぅっ」

ビクビクと体を震わせ、はふはふと甘い吐息を零すミラーの色香に、スネークはペロリとした唇を舐めた
ミラーの痴態に当てられたスネークも、そろそろ限界が近かった

「エホーとやらは、こっちだったか?」

スネークは指をずるりと抜くとミラーの体をひっくり返し、先ほど食堂で向いた方向を正面にし背後位の形に抱きかかえる
スネークの言葉と行動に未だ付いていけないミラーは、強い戸惑いとほんの僅かな不安を宿した瞳でスネークを振り返る

「スネーク…?」

「俺のエホーマキも、豆と一緒に味わえ」

ミラーを抱きしめたまま、欲情のたっぷり篭った低い声で耳元を舐り
腰の位置を調節すると、先端をツプリとミラーの後ろへと差し込む

「うそ…そのまま!?おねが、まって…」

ようやく事態を把握し、慌ててスネークの体から逃げようとしたミラーだったが、すでに遅かった
絡みつくスネークの腕がミラーの体を下へと引き下げ、同時に腰を突き上げる

「ひぃぃぃっ」

散々嬲られたソコはずぶずぶと抵抗なくスネークの性器を飲み込んでいき
性器と異物が体内を蹂躙する感覚に、ミラーは悲鳴をあげ体を仰け反らせた
本来スネークだけでいっぱいいっぱいな体内を豆でさらに押し広げられ、敏感な内壁が悲鳴を上げる
小さな豆はまるでツボ押しのような圧力を内壁に加え、スネークが動くたびにコロコロと一緒に動きじくじくと痛む
だが、痛みと同時に何とも言えない感覚がミラーの背筋を駆け上がる
痛みと快楽が交じり合った、今までに感じたことのない感覚
それは、ミラーが生まれて初めて味わうものだった

「やめ、ぬい、て…お願い、スネーク…」

その感覚からどうにか逃れようと、ミラーは腰を緩くくねらせながらスネークに懇願する
その仕草のあまりの妖艶さに、スネークは無意識に生唾を飲み込んだ

スネークは確かに鬼畜だが、非道ではない
愛するミラーが本気で痛がり拒絶するなら、その時はきちんと謝って行為を中断するつもりだった
だが、豆と共にスネークを受け入れているミラーの頬はほんのりと赤く染まり、ぽろぽろと涙を零す瞳は甘く潤んでおり、吐き出される吐息も欲に濡れている
さらに内壁に押された豆が性器を圧迫し、少々痛みを伴ってはいるが中々に具合がいい
そんな状況で、艶っぽいを通り越して淫猥ともいえる光景を見せ付けられてはたまらない
スネークはミラーの腰をしっかりと抱えなおし、小刻みに…だが力強く突きはじめた

「ひっ…いたい、いたいスネーク…やめ、おねがっ」

ごりごりと性器と豆が内壁を抉る強い痛みとたまらない快楽に、ミラーはふるふると首を振り涙を零しながら、痛い痛いと訴える

「ほう、痛いだけか?随分と気持ち良さそうだが」

だが、ミラーが痛みの中に快楽を感じているのを敏感に感じ取ったスネークは、瞳と同じく涙を零す性器へと手を伸ばし、先端をくちゅりと撫でる
指先でヌルヌルと軽く撫でてやれば、指先に粘度の高い液体が絡みつく

「あふぅっ」

「カズ、痛いだけならコレは何だ?ん?」

スネークはその指先をミラーの前に持って行き、指先同士を軽くすり合わせてからゆっくりと離した
指の間を細い糸が繋いでいるのを、ミラーは羞恥に頬を染めどこか泣きそうな目で見つめた

「ちが…スネーク…あ、いやぁっ」

「気持ちいいんだろう?それとも、痛いのが気持ちいいか?」

スネークはまるで小さな子どもに言い聞かせるように優しい声で囁き、耳元を舌先で舐る
その優しい声と鼓膜を直接揺らす水音が、ミラーをどんどんと追い詰めていく

「ぁ、ちが…あぁん、いたい、ちがう…スネーク、いたい…」

ぽろぽろと涙を零し、喘ぎ混じりにうわ言のように痛いと繰り返すミラーに、煽られたようにスネークは大胆に腰を使いだす
ずりずりとスネークが出入りするたび、一緒に豆も内壁を転がりまわる
そのたびにミラーの口からは痛いと甘い喘ぎが漏れる
スネークの突き方で豆はその位置を変え、やがてその1つがミラーの最も敏感な場所をぐりっと抉った

「あぁぁぁっ!だめ、それだめぇぇっ!」

その瞬間、ミラーの体がまるで魚のように跳ね上がり、口から悲鳴に近い声が上がる
あまりに過敏なその反応に、スネークは驚いたように一瞬腰を止め
ニヤリと、どこか残酷にも見える笑みを浮かべた

「コレがイイのか?」

そのまま豆の位置が変わらないように気をつけながらも、その場所を擦り上げるように再び腰を使い出す
敏感な場所をごりごりと抉られる強い痛みと強烈な快感に、ミラーはたまらずに声をあげ逃げようと腰を引く
だがそれをスネークが許すはずもなく、逆にぐっと引き寄せられより深く咥え込まされる
異物と性器が最奥まで入り込み、ミラーの口から悲痛な声が上がる

「ひぅっ…やめ、おねが…あぁぁ!も、だめ、ゆるしっ」

「何を許すんだ?お前は何も悪いことはしていないだろう?」

スネークはミラーの頬に優しくキスをするが、性器はミラーの体内を容赦なく掻き回し続ける
痛み混じりの強烈な快楽がミラーの体を突きぬけ、瞳と性器から壊れたように雫が零れ落ちる

「ゆるし、ゆるしてっ…おねが、ひぅぅっ!」

「可愛いぞ、カズ」

ゆるして、ゆるしてと泣きながら訴えるミラーに、スネークはたまらない愉悦と腹が焦げ付くような欲情を感じ、突き上げを早めさらにミラーを追い詰める
痛みと快楽に白く濁ったミラーの思考は、その突き上げにどんどんと壊されていく

「あひぃっあ、んぅ…も、だめ、だめぇぇぇ!!!」

強く最奥を突きながら、スネークの手がミラーの性器をほんの僅か擦りあげる
強烈な快感にミラーの思考が真っ白に決壊し、全身を激しく痙攣させどぷりと勢いよく射精する
同時にナカもビクビクと痙攣しながらスネークを締め付け、スネークも小さく唸りながらミラーの奥へと精液を叩き付けた



「…少し、やりすぎたか」

一滴残らず体内に精液を受け止めると同時に意識を飛ばしたミラーを抱えたまま、スネークは少しばかりバツが悪そうに呟いた
真っ赤な頬には幾重もの涙の筋が残り、泣きすぎた目元は少し腫れている
目を覚ましたとき、雷が落ちるのは火を見るよりも明らかだ

とりあえず後始末をしておくかと思い、スネークはミラーの体をベットに優しく横たえる
そのままゆっくりと性器を抜き取れば、ヒクヒクと未だ痙攣しているソコから、ころりと精液に混じって豆が転がり落ちた
その光景に妙に興奮し、出来ればそのままもう一度あの心地よい体内を思う存分味わいたいと思ったが

「いや…さすがにだめだろう…」

ふるふると首を振ってその衝動をどうにかやり過ごしたスネークは、すっかり夢の中へと旅立っているミラーの体を綺麗にするべく
名残惜しさを抱えたままタオルを濡らしに洗面所へと歩いていった



















…なんなんだろう、これ
自分でも途中からなにを書いているのかわからな…
カズのお尻にお豆さん入れたかったのと、白い液状のものと一緒にお豆さんが出てくるのが書きたかったんです
スネークが変態すぎて、途中で何度も
「俺…何やってんだろう…」
と我に返ってしまい困りました(どうでもいいし変態はお前だ)

エロマンネリ防止のため、いつもと書き方を結構変えてみたつもりですが…結局は我が家のエロですね
というか、この書き方だといつも以上に言葉のレパートリーの少なさが浮き彫りにっ
最初は後始末中にお豆さん出てきて興奮して第二ラウンド…みたいな流れにしようと思いましたが、もうそこまで行くとスネークが変態を通り越してしまうのでカットしました

節分は大幅に過ぎてるけど、気にしたら負けです
節分が終わるまでが節分です(意味不)

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