「なあ、フリオニールの誕生日っていつなんだ?」

「え?…いや、世界によって暦が違う気もするんだが…いきなり何なんだ、バッツ」

「いやー、何となくみんなに聞いて回ってるだけ。じゃあ、プレゼント貰えるとしたら何が欲しい?」

「うーん…突然そう言われてもな…」

「のばらの欲しいもんはのばらッスよ!」

「ティ、ティーダ?」

「何?フリオニールってば誕生日にのばら欲しいわけ?」

「ジタンまで!?」

「そうなのか…あげられないこともないが」

「のばらか。覚えておこう」

「クラウドもスコールも…俺はそんな、のばらは確かに好きだが、合言葉であって。誕生日に欲しいなんてことは」

「じゃあフリオニール、私心をこめてのばらを育てるわ。絶対キレイに咲かせてみせるから、待っててね!」

「ティナがそうするなら、僕だって手伝うけど」

「ティナ…オニオン……って違う、いやだからその気持ちは嬉しいが、俺は」

「じゃあ僕もがんばっちゃおうかな。花束とか」

「セ、セシルまで! みんな…俺は……」

「決まったな」

「! ウォーリア、なにが、」

「フリオニールにのばらを贈るぞ。皆、各自で用意しておくように」

「「「はーい」」」

「えええええ!」





誕生日には千本のばらを /090902
(title:zappy)

フリオは「自分のため」に「皆が頑張ってくれてる」って図に対してむずむずというかそわそわしそう

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