わたしはマモルくんが好きなんだと思う。キャプテンとしてなのか、わたしをたくさん助けてくれた恩人としてなのか、もしくは男の子として、なのか、それはまだ自分でもわからない。
でも、もっともっとマモルくんのことが好きな人がいることは知っている。
目線を見ればわかる。どうしてそう思うのかは、言ってしまえばただのカンだけれど、当たっている確信もある。想いつづけて長いんだろうなあ、というのも、なんとなく、わかる。
わたしはマモルくんが好きだ。でも、それよりも、わたし以上にマモルくんのことを好きなその心を、わたしは大切にしたかった。だって、その人がマモルくんを見つめるその表情は、とてもとても美しかったから。

12.長い恋
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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