※風丸が襲い受 ※ちょーっと描写注意 「…何を、言ってる」 分かりにくい程度に狼狽える豪炎寺を見て、風丸はにいっと妖艶に微笑む。お前なら雰囲気で気付いてくれると思ったのにな、とわざとらしく溜息までついてみせた。彼は恐らく気付いている、けれどそれを信じたくないのだろうということは分かっていた。そういう奴だもんなあ、と呟きながら、風丸が豪炎寺の唇に噛み付く。 「研崎のところで、こういうこともしてたんだ、俺」 「ッかぜま、」 今度は分かりやすく慌てる豪炎寺を無視して、より深く唇を重ね合わせながら、彼を押し倒す。背中の痛みに顔をしかめたのは一瞬で、豪炎寺の瞳に情欲が灯ったと思うと、その舌がぐいと割り込んできた。それを待っていたとでも言うように、風丸はうっとりと瞼を閉じる。少しすると酸素が足りなくなって唇を離すと、ぬらぬらと濡れた唇をぐいと拭った手で、風丸が自らの衣服を這いだ。肌蹴たワイシャツの間に、胸から腹までの白い肌が覗いている。覆いかぶさっている風丸の長い前髪が、ぱらぱらと豪炎寺の頬を擽った。 「なあ、豪炎寺」 誘っている。誘われている。 「前までの優しい抱き方じゃ、俺はもう満足させられないぜ?」 * これの書き出し部分ボツにしたやつ こっちのが気に入ってたけど、このあとに続くえろがねちっこくて暗くて収拾がつかなくなってしまったのだった。そんなんばっか 2010/05/05 |