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「なんであかんの!?」




四天宝寺中テニス部の白石くんは完璧で一切の無駄のないパーフェクトなプレイスタイルで部を筆頭しる実力者。

容姿端麗で頭脳明晰、しかも運動神経抜群な彼は女子からも壮大な人気を得ている



そんな彼は実は私の彼氏だったりする


そして、そんな彼は誰よりも我が儘だったりする




「なまえのケチ!」




そして、今も我が儘な白石くんに頭を悩ませたりする



『だから、白石くん部活終わるの遅いでしょ?』




今もめている理由は白石くんが自分の部活が終わるまで待って欲しいと言うが、帰宅部の私は学校が終わったらすぐ帰るため帰るのが遅くなったら、お母さんも心配するし…



第一、待っている間寒いし暇だ




「ええやん!待っとってくれても!」

『でも…、』

「えーえーやーんー!」

『ああもう…分かったよ』



幼い子の様に駄々をこねる白石くんについつい甘やかせてしまうのが私の癖だったりする




「ほんまに!なまえ大好きやー!」




勢いよく抱き着いてくる白石くんを受け止めようとするが、男女の体重の重さは歴然としていて身体が後ろに揺れる




『ちょ…、白石く、ん!』

「大好きやー!」




犬みたいに私に擦り寄ってくる白石くんは可愛いと思うが、





「なまえー、ちゅーしてくれへん?」

『やだよ』

「なまえ!ちゅー!」






白石くんの我が儘が絶えることはない。


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