「全く、貴女と言う人は…。テスト前日に夢を読み漁るなんて、どういう神経をしてるんですか」
「うっ…すみません」
「前回の期末テストの時も同じことを言ったと思うのですが」
「…はい。そして私も同じ台詞を言いました」
「良くない点数をとっても知りませんよ」
「その通りです」
「次は気をつけるんですよ？…因みに、今日は何を読んでいたのですか？」
「ぅえ！？ひ、秘密です！」
「…………」
「…………」
「…………」
「わ、分かりましたよ！白状しますから！」
「（我慢が苦手なのでしょうね、この子は）」
「その……ほ、本田さんのを…」
「！？」
「す、すみません気持ち悪いですよね」
「本物が居るというのに…。同じシチュエーションでやってみますか？」
「えええ遠慮します！」
善処できません！
2010.XX.XX
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