敢えて言おう。俺は冬が嫌いや。
まあ理由は単純や。無駄が増えてまう。(あ、別に白石を意識したんとちゃうで?)スピードスター言われとるくらいやし、俺は何でもちゃっちゃと終わらせたいんや。
ご存知の通り、俺は遅刻せんギリギリのラインまで、粘って睡眠時間を確保しとる訳や。その俺が編み出した朝の起床時間で、夏と冬は3分も差があるんや。何でか分かるか?
…せや。制服や。
夏服は楽や。下だけ履いてまえば、上なんか走りながらでも着れるで。
でも、冬服は違う。冬服は中のシャツ込みで10個以上ボタンを止めなあかん。立海の部長さんやないんやから、上の学ランを肩に掛けて走る訳にもいかん。ほんま堪忍してほしいわ。
あともう一個。風呂や。
夏はシャワー捻ってバッシャーで
済んどったのに、冬はシャワーがあったかなるまで待たないかん。何て意味のない行為なんや!おまけに湯冷めせんように、湯船に浸からなあかんし。夏は浸からんでええのに。
「けーんやっ!まーだ?」
お、考えながらしよったら更にスピード落ちてしもたわ。あいつがもう来よった。
さて。今日も冷え性の彼女の為に、俺の手を貸しましょか。
とあるリア充の冬の登校
2010.冬季拍手