ねたんこなすび:設定
※若干グロいかもです
「その昔、忍術学園の六年生が次々と見るも無残な死に様を迎え、一人も卒業生が出ない年があったそうです。おや、一人だけ生き残りがいたと?さあ、知りませんねえ」
墓守◆三条 鴉丸(サンジョウ カラスマル)
≪卒業生が一人もいなかった年≫の卒業生で元保健委員長。
独学と思い付きだけでアルコール消毒液とか麻酔薬とか作っちゃう人。
当時の会計委員長を手玉にとり、予算会議では薬やらなんやら片手に毎回大暴れしては予算をガッツリもぎ取っていたという猛者。
通称≪保健委員会の黄金期を築いた伝説の委員長≫
八年前、当時の六年生が次々惨殺されていく中ただ一人生き残った人物。
仲間の仇である城を落として一月近くふらふらしていた所を黄昏甚兵衛に拾われ、現在はタソガレドキ忍軍月輪隊の小頭をしている。
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「過去と割り切っているようであの子は未だに囚われている・・・その証拠に、今のあの子は所作から口調に至るまで【蜂須賀次三郎】そのものだ」
故人◆蜂須賀 次三郎(ハチスカ ジサブロウ)
≪卒業生が一人もいなかった年≫当時の用具委員会委員長。
同室で親友の烏丸と共に【双忍】の概念を、学園で最初に築いた人物。
点滴器具や縫合の道具などの医療器具を手作りして当時の保健委員に提供していた。
名字は違うが三郎と同じ鉢屋衆の出身で、次期頭領とされていた。
惨殺された当時の六年生の中でも特に惨たらしい殺され方をしたらしい。
以下ネタバレ。
「あんた等が俺達を襲ったのはただの陽動。本命は蜂須賀次三郎が持つ【飯母呂一族の血】・・・そうだろ?」
「あの子がいつ【自分は三条鴉丸だ】と言った?」
「全ては“逆”なんだとしたら・・・どうする?」
身体中に火薬を仕込み、多勢の敵忍を巻き添えにして“唯一の生き残り”の眼の前で自ら爆散したのが“蜂須賀次三郎の振りをした三条烏丸”なのだとしたら?
そして親友に目の前で自爆された“唯一の生き残り”は“三条烏丸の振りをした蜂須賀次三郎”なんだとしたら?