おまけ
※ほぼ会話 


グレンさん!!
―-・・・なんだよ-―
次会ったら聞こうと思ってた事があるんだ!すっかり忘れてた!!
―-何?-―
グレンさん、どうやってるのか知らないけど・・・オレの身体動かしたりできるじゃん?
―-ああ-―
・・・もしかしてさ・・・訓練の時も、実は動かしてたりした?
―-・・・・・・・・・-―
・・・・・・・・・
―-・・・立体機動の姿勢制御訓練の時、ベルト壊れてたけど上手くいったろ?-―
ああ、壊れてたこと報告したら教官にスッゲー驚かれた。
―-普通、ベルトが壊れてたら確実に失敗する-―
え、うそ。
―-あのまま訓練受けてたら、お前なら数秒はキープ出来るだろうけど、
 転んで怪我するの目に見えてたから・・・・・・少しだけ力のバランスをイジった-―

そっか・・・他に何かある?
―-立体起動で巨人の項を狙う訓練。たまにアンカーを打ち出すタイミングイジってた-―
じゃあ、地図見てシュミレーションした奴は?あれもグレンさんがやったんじゃ・・・
―-あれは俺じゃねえよ。俺の経験を体験したお前が、自分でやったんだ-―
マジで?

―-あと、トロスト区ではアンカーを打ち出すタイミングと第六感以外、
 殆どイジってないぞ。後はたまに口-―

なんで第六感?
―-巨人との戦いは、巨人が自分達を見つけるよりも先に巨人の存在に気づき、
 奇襲をかけたり、巨人の攻撃を回避することが生き延びる上で重要になってくるだろ-―

それはそうですけど・・・
―-そういう時、最も“使える”のは、優れた聴覚でも嗅覚でもねえ。
 生物特有の“命の危機”を回避しようとする本能・・・要するに“第六感”だ-―

?????
―-エレン、釣りはしたことあるか?-―
少しだけなら・・・
―-餌のついた釣り糸を見ても見向きもしない・・・釣られず、生き延びる魚だ。
 そいつらは、釣られることを知ってるから見向きもしないワケじゃない-―

・・・勘、ですか?
―-水中じゃ、釣り糸は見えないからな・・・“胡散臭い”“不味そう”。そんな理由だ-―
どっちも、勘と本能だ。
―-そういうことだ・・・まあ、実戦で掴んでいけばいいさ-―


―-あ、イジったタイミングと第六感、戻してないから。そのまま使えるぜ-―



なーなー、グレンさん。セレスティア総帥ってどんな人?
―-・・・ガキ-―
は?
―-中身は・・・部下が女神とか言ってたな-―
・・・クリスタみたいな?ライナーが女神とか言ってたし。
―-あの子よりガキだぞ。見た目だけ-―
ふーん・・・
―-けど、あの人も北の一般兵士達から神格化されてるぜ。滅多に人前に出ないし・・・ミステリアスの塊だな-―
・・・そういう(神格化する)辺り、南も北も似たようなもんだな。

 
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