6 NighT
 
いい加減、置いてけぼりを食らっているペトラ達が可愛そうなので話を戻そう。
エレンを放したハンジはエレンの向かいの席に腰を下ろした。



どうやらハンジは街で捕らえた2体の巨人の生態調査を担当しているらしく、明日の実験には、エレンにも協力してもらいたいとの事で、その許可をもらいに来たらしい。

「・・・許可については、権限を持っているのは自分ではないので」
「まあ、そうだよね。リヴァイ、明日良いよね?」
「オイ・・・それ聞いてねぇじゃねぇか」
「じゃあ明日の予定は?」
「・・・庭掃z「良かった、じゃあ決まり!決定!エレン!明日は宜しく!!」

人の話を聞いてるのか、この人。
ガッチリとエレンの手を握って離さないハンジに、苦笑を溢すレスティとウィル。
リヴァイの方も、盛大な舌打ちをしつつも文句は無いらしい。

「オレが協力するのは分かりましたが、具体的には何をするんですか?」

ハンジという人間を知らないエレンの問いに、オルオが小さく「馬鹿」と肘でつつく。
同時にグレンから聞かされていたレスティはサァ・・・と青褪めた。


リヴァイ達は次々と席を立っていく。


「うん、この前街で捕まえた2体の実験をやったんだけどね・・・要約すると新しい発見はなかったんだ・・・
 エレンに巨人になってもらって、私たちと意思の疎通が出来るかどうか、後はあの2体との意思の疎通が出来るかどうか」

私としては、巨人になる瞬間を間近で見たいってのが、本音かな☆


「n―-お前は少し黙れ-―(グレンさん?)」
『ハンジ分隊長・・・どうして・・・巨人を前にして、そんな陽気でいられるのです?』

さらに続けようとしたエレンの言葉をグレンが遮り、レスティが話題を逸らせた。


「ナイス!」とリヴァイ班がグッと親指を立てたのは言うまでもない。
 
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