リア充 | ナノ

▽ゆずとリア充▽
ゆず…三桜の彼女



さ「………」
ぜ「……その頬の手形はどうした?三桜」
さ「……れた(ボソボソ)」
は「?」
し「聞こえねぇよ。でかい声で言え」

さ「だぁかぁらぁぁ!!ゆずに叩かれたって言ってんだろぉお!!」

は「ハァ?何でだよ?」
ぜ「また失礼な事したか言ったんじゃないの?」
さ「違ぇよ!何にもしてねぇ!」し「じゃあ何で叩かれてんだよ?」

さ「……」
ぜ「正直に吐きな」

さ「…昨日ゆずの大事にしていたマスコットなくしました」
は「マスコット?」
さ「あぁ…借りて見ていたら手が滑って川に落ちたんだ…」

し・は・ぜ「……(うわぁ;;)」

さ「少し古びていたから絶対大事にしていたヤツだよ………死のうか俺」
は「はやまるな」
ぜ「昨日って…ゆずちゃんの誕生日じゃなかったっけ?その日に落としたの?」
し「最低な彼氏だな」

さ(ズーーン|||)
は「同じのあげればいいじゃねぇか!なっ?」
し「そう言えばかぬちとひふみは?」
ぜ「2人で職員室行ってたと思うけど…遅いね」



……



ゆ「ひふみ先輩、七瀬先輩。あたしサブロに酷いことしてしまいました…」
か「Σえっ!?何かあったんですか?」
ゆ「…実はかくかくしかじかで叩いてしまったんです」
ひ「なるほどなるほど〜!いや〜それはろーが悪い」

か「それってひふみ君が取ったんですか?」
ひ「ううん。ゆーちゃんが付けてたピンクの兎のマスコットは取ってないよ!」
ゆ「サブロがあたしに初めて取ってくれた物だったんです。だから大事にしていたのに…サブロったら」

さ(あっ…悪いゆず!あれひふみが取ったやつだろ?)

ゆ「…と言って」
か「三桜君…」
ひ「ゆーちゃん、それでろーの事嫌いになったの?」
ゆ「そんな事ないですっ!!…でも、ついムッとなっちゃって"物覚え悪い人大嫌い!!"って言ってしまって…(ウルウル)」
か「Σ!!あっ…えっと、えっと…(アワアワ)」
ゆ「さっサブロっ…あたしの事嫌いになっちゃったかな?って…(グスッ)」
ひ「ゆーちゃん…」(ピピピッ)



……



ぜ(メールダヨ!メールダヨ!)「!、……迎えに行くよ三桜」
さ「誰を?」
ぜ「金打と一二三」
さ「……ハギリかシセン連れて行けよ」
し・は(メールダヨ!)「…行ってこいリア充!」
さ「何で!?一応俺病んでいるんですけど!?ゆずに嫌われて絶望してるんですけど!?」
ぜ「問答無用!さ、行くよ」(ズルズル)
さ「おい!ゼン引っ張るな!」







ゆ(くすん)
か「大丈夫ですよ!三桜君にちゃんと言えば!」
ひ「ど〜かなぁ?ろーって最近まで厨二な性格だったみたいだし〜!」

ぜ「あ、ゆずちゃん」
さ「Σ!!何であいつらと…」

ゆ「ちゅ…?」
か「なっ何でもないですよ;;えっと…つい最近まで荒んでたと言う事ですよね?ひふみ君!」
ひ「そんな所かな。ねぇねぇゆーちゃん…悪い事言わないよ。ろーなんて捨てて俺かちーちゃんに乗り換えない?」
か「Σひふみ君っ!!」
ゆ「えっ!?な、何でですか?」

ひ「だって大事な彼女が泣いているのに放置プレイするような鬼畜な彼氏だよ?俺だったらそんな事しないね!抱き締めて…泣き止むまで離さないのに(チラッ)」
か(あっ…三桜君)
ひ「ど(ニコッ)?ゆーちゃんだったら俺毎日可愛がるよ〜」
ゆ「………あたしは(さ)「ひふみっ!!!!」ぁ、サブロ!!」

ひ「あ〜!鬼畜彼氏さんの登場だ〜(笑)」
さ「テメェ…ゆずに何近づいてんだ!!例えお前でも俺のゆずに何かしやがったら容赦しねぇぞ!!」
ひ「怖いな〜流石鬼畜!ま、流石に俺もまだ命が惜しいからね…危ない真似しなぁいよ!ぜっちゃんとちーちゃんと一緒に帰るよ」


ひ「ゆーちゃん、言いかけた事は直接ろーに言いな。じゃないと呼んだ意味ないからね(ボソッ)」
ゆ「!!、ひふみ先輩…」
ひ「じゃあね!またゲーセン行こうね!(なでなで)」
さ「ひぃふぅみぃぃぃ!!」

ぜ「じゃ、俺達教室に帰るからちゃんと和解してから帰って来なよ」
さ「はぁ!?なっ…」
か「頑張って下さい!三桜君!ひふみ君、行きましょうか」
ひ「うん!ちーちゃん!」

さ「おいっ!待てよお前ら…」
ゆ「さっサブロ待って!!」(裾を掴む)
さ「Σっ!?」
ゆ「い…行かないで…」(ギュッ)
さ「//!?」
ゆ「昨日は…その、ごめんなさい。叩いちゃって…」
さ「あっ…いや、俺も悪ぃ。あのマスコット…」
ゆ「サブロが初めてあたしに取ってくれた物だった」

さ「!……ぇ;;」
ゆ「……」
さ(そう言われてみれば…見覚えあるような;;)
ゆ「……ひふみ先輩と比べるなって皆から言われるけど、不器用なサブロが取ってくれて凄く嬉しかったんだよ」
さ「ゆず…」

ゆ「だから忘れてしまっている事に怒ったの」
さ「す、すまねぇ!!やっぱ…まだ怒って」
ゆ「ないよ」
さ「ないよなぁ…ん?怒ってないのか!?」

ゆ「うん!だってサブロ、嬉しい事言ってくれたもん!」
さ「え?嬉しい事?」
ゆ「…もー!鈍いんだから!」
さ「ちょっちょっと待て!今思い出すから;;!何時だ!?何時言った!?」
ゆ「ふふ、でもそんな鈍い所があるサブロも大好きだよ//」(ガバッ)
さ「Σっ//!?」
















―…テメェ…ゆずに何近づいてんだ!!例えお前でも俺のゆずに何かしやがったら容赦しねぇぞ!!











Happy Birthday!!世界で一番お姫様