見つめる | ナノ






授業終了5分前
にも関わらず歴史の教師である衛宮切嗣の声は教室中に響き渡っていた


「〜で、つまりこの時…」


私は歴史の授業が一番好きだ
歴史を知るというのも理由ではあるが最近の理由は…


「じゃあ今の所…」
「…」
「ペンドラゴンさん読んで」
「…っ!はいっ!」


先生が教科書から目を上げた瞬間に目がバッチリと合った

即座に立ちあがり顔が赤くなるのを必死で抑えつつ指定された所を読み上げた


「〜です。」
「有難う、座って。」


真っ直ぐに私を見て言う先生に、またしても顔が赤くなったが俯いて隠れるように座った




遠くの方で先生の声が響く中で私はボーっとした頭で考えた


(先生に惚れるなんて…私と言う奴は!)

きっかけは無いのだけど気付けば目で追っていて、歴史の授業が毎時間楽しみになって、話しかけられたり目が合うと顔が熱くなった

知り合いに相談すると「それは恋だろ、普通に」と真顔で返されてしまい今に至る






机に突っ伏したまま小さく視線を上げて先生の方を見つめる

…あぁ、駄目だ。
なんか凄く胸が疼く

ちくちくするようで
じくじくするようで
なんだか変な気分だ


歴史の内容なんて頭に入ってくるわけが無かった




駄目だ、多分歴史のテストが大変なことになる…!


***


初☆切剣\(^o^)/
ていうかNL自体初です

F/Zは切嗣が好きで
セイバーも好きです
衛宮夫妻も勿論好きです


…これって
切←剣って感じですね

まぁ…不完全燃焼です
多分続き書きます多分