少年Aの過去 | ナノ



厨二患ってる痛い集くん



―――



「お困りならば、僕を呼べ!」


そんな台詞を恥ずかしげもなくは居て捨てたのは紛れもなく僕だ


「あぁ?んだよ、てめぇ」


補習で遅くなった帰り道、公園で虐めが起こっているのを見つけ飛び出した。5人で寄ってたかって1人を虐めていたのを止める


「通りすがりの…ヒーローですよ。」
「なめてんのか!?」
「いえいえ…、僕はそんなつもりではありませんよ」


ニヒルにフッと笑いながら苛めっ子に近づき躊躇いなく殴る


「えい…!僕は決め顔で殴った」
「ぐはっ…。」
「桜満流最終奥義…完全破壊者」
「く、くそっ…!」


苛めっ子2人をこてんぱんに倒した所で残りのメンバーも全員逃げて行った。僕は傷だらけの子に近寄り手を差し伸べた


「大丈夫…?お手を拝借」
「…、ありがとう」


目の前の彼は苦笑いで僕の手を取り立ちあがった


「僕は桜満集、今は中学三年だ。今年市立高校に受験する正義のヒーロー兼受験生をやっている、まぁそういうことだ!さらばだ!」


自分の言いたい事だけを言いさって行く僕。また一つ平和を救った


…とか思っていた


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