転がり続ける坂道の先 | ナノ




if世界/アリババ王子/観覧は自己責任



「…っ、はは!王子は…こーゆーのが好きなんだってなァ!」

「あ、あっ、んっ――気持ち、いっ!もっと…ッ」


何度目か分からない程の絶頂にアリババは酷く興奮していた。
ジュダルはアリババの一番良い所を執拗に責めては止めてを繰り返す
アリババが絶頂に近づくのを感ずれば、腰の動きを止めて囁く


「王子がよぉ…こんな淫乱だってバレたら――この国はどうなっちまうんだろうなあ…、アリババ王子?」

「っ、は!壊れちゃうかもな、それも、まぁ…良いけどっ、」


とても国を治める王子とは思えぬ発言だったが、既に何度も聞いているジュダルは乾いた笑みを浮かべて冷たい視線を送った


「最低だなぁ、相変わらず。」

「そんな最低を抱きに来てんのは、どこの誰だよ…っ、ひゃッ!あっ、ばっ、か!」


アリババが気を緩めた瞬間に再度奥深くを突きあげれば、憎たらしい声と打って変わって甘い声が上がる。


「そろそろイっとくか?」

「あっ、んぅ…ッ!――っ、もぉ終わ、りっ?」

「いい加減にキツいんじゃねえの?変態王子でも流石…さあっ!」


ぐッ、と強くジュダルが押し込めばアリババの絶頂は近づいてくる。

アリババは近づく絶頂にますます興奮した。
アリババが一番好きなのは、絶頂に向かっていく瞬間の息苦しさが最高に気持ちが高ぶって好きだった。

つまり、達すること無く苦しくなればなるほどにアリババは興奮する。


「あっ、来る…ぅッ!あっ、はあ…さいこぉ、だあっ、!」


今日一番の快感にアリババは意識を持って行かれそうになる。
しかし、ジュダルが意識を飛ばすことなど許すはずが無かった


「一人で浸ってんじゃねえよ」


底冷えする様な声に意識が現実へと還ってくる。


「一人でイってんじゃねえよ、アリババ王子?ちゃあんと、俺も気持ち良くしてもらおーか、」

「…っ、相変わらず性格わりーなっ、お前。そこが良いんだけどっ!あっ、やんっ…はぁっ、イくぅっ!」


ジュダルが最奥を勢いよく打ちつければアリババは簡単に果てる。

ジュダルもアリババの果てた直後に中へと精を出した。
アリババは中に生暖かい精子が注ぎ込まれていくのを感じ、熱が冷めて行く自分を感じた。

達してしまえば呆気ないもので、特に思い入れもないので孔から精液を書きだせば気味の悪いほどに出てくる。


「お前さぁ、余韻に浸るとか…ねえの?俺はねえけど、」

「…今更だろ、」


終わってしまえば何にも面白くねえじゃねえかよ。




おちる、オチル、堕ちていく


***


ゲスババになってしまった…
なんかもう全体的に酷くなったとしか言いようがありません。

ビッチで変態で堕ちた王子のアリババくんが書きたかっただけなんです、えぇ…。


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