現実は呆れるほど単純で | ナノ




俺は、馬鹿だ。
そんなことは今に始まった事じゃないし自分でも頭の悪さは自負している。

けど、これは。
これはきっと俺の頭が悪いとかではないと思う。


「  、」


何度も何度も嫌になるほど呼ばれてきたはずなのに

いざこうして呼ばれなくなってしまうと、どんな風に呼ばれてたかさえ思い出せない。

アイツの他に俺の下の名前を呼ぶ奴なんて居なかったし、俺としてはアイツに呼ばれること自体が嫌で嫌で、本当に嫌だったはず、なのに。

なんで、


「なぁ、どうして、」


俺の前から消えちまったんだよ、馬鹿猿。





"裏切った"なんて認めたくなかったんだ


***


やっと…、やっと書けました!
猿美と言っていいのか…、美咲の独白です。

ほむほむ時代の猿比古は美咲にくっついてたんだよねきっと(私の頭の中では)

ミィサァキィ…。


Back



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -