照れ隠しと思って良いですか? | ナノ




学パロ

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どうも、絶賛居残り中のアリババです。
いや、俺だって好きで居残りしてるわけじゃあないんだぜ?
逆に居残りしたがる奴なんて要るのか?居ないと思うんだよ
話がそれた、取敢えず!俺は今、絶賛居残り中だ。
理由?
そんな野暮なこと聞くなよ
決まってんだろ?

この間の数学のテスト、赤点だったんだよ。俺だけ


「…ばぁーか」

はぁ!?馬鹿じゃねえよ!?
少なくとも授業にほとんど出てないジュダルにだけは言われたくない!!

「俺、一応赤点回避したぜ?47点だったし」

……なんでだよ、なんでだよ!大切なことだから二回言うけどなんでだ!!
神様って不公平だよな、なんでジュダルの要領だけ良くしたんだよ。俺の要領も良くして欲しかったぜ、畜生。

「あれだ、お前の場合は要領とかじゃなくて単に馬鹿なだけじゃねえの」

…そろそろ泣くよ?

「鳴けよ」

漢字が違う!ジュダルさぁ、国語の点数低そうだよな…何点だった?
ちなみに俺は62点だった、国語は日本人ならそれなりに出来んだよ!

「国語?あぁ、99だったけど?」

…神様ァアアアアアアア!
なんで、なんでお前は99点なの。どうして、どうしてだよ!

「そりゃあ…日本人だからな」

心が折れそうだ、まったく
もういい、ジュダルが凄い事は良く分かった。
つかさ、なんで帰んないの?下校時間はとっくに過ぎてるぜ?

「帰宅するよりも、お前と遊んだほうが楽しいからっつったらどーする?」

怒る!帰れよ、もう!
俺は数学やらないと…なんでさ、数学にxとか出てくるわけ?
今やってんのは数学なんだよ!英語やってんじゃねえよ!

「お前さ、本当に高校生か…?」

ばりっばりの高校生ですぅ!
なんでだよ…、おかしいだろ……。数学に英語なんて混ぜんなよ、訳分かんねえよ!

「…お前、今何やってんの?見せてみ」

あ、こら!勝手に取るな!

「え…、お前こんなんに悩んでんの?」

…はい?
こんなんって言うなよ、俺には難問なんだよ!

「この問題、中学レベルだぜ?」

…嘘だああああああ!
え、だって。嘘だろ…、

「このxにコレを代入すんだよ、」

ジュダルせんせー!
代入ってなんですかー!

「……はぁ、もういい。貸せ」

貸してどうすんだよ…
――ハッ!まさか俺の努力の結晶を捨てる気か!

「ちっげぇよ!俺がやってやるから見てろ」

…マジで?

「おー、マジだマジ。早く貸せ」

ジュダル様!有難う!
それにしても――、なんで提出物手伝ってくれんの?暇潰しか?

「…うっぜーな、この鈍感」

なぁ、どうして――

「お前と帰りてえからに決まってんだろ!さっさと終わらせろ馬鹿!」

…えぇ!?
ちょ…それってどういう――ってえ!デコピンすんな!痛い痛い痛い!



***



アリババ一人称でギャグ?
ジュダルはきっと賢いけどやらないだけな気がする。アリババくんは飲み込みは早い馬鹿なイメージ



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