両親が泣く
時臣が柄にもなく余裕を無くす
そんな中で当の本人である俺は未だに目の前の男が何を言っているのか理解できなかった。周りが慌ただしく騒いでいると言うのに、俺の心は気持ち悪い程に静まり返っていた
それは、きっと。
自分が目の前の男が言ってる事を理解したくなかったのが原因かもしれない
男―…、医者は目を伏せて、もう一度残酷な現実を突き付けるかのように同じ言葉を吐き出した
「間桐さん…貴方は――」
――余命一ヶ月です。
未だに信じることなんで出来やしなかった
余
命
一
ヶ
月
の
雁
お
じ
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