恋愛距離感の難しい幼馴染 | ナノ



「帰るよ、アルトリア」
「あ、切嗣!それじゃあディル、また明日!」


校門までディルムッドと一緒に歩いていると、自転車を脇に置いた切嗣が平然と立っていてくれた。あの日以降、切嗣は私の送り迎えをしてくれるようになった。行く時はディムが居るから大丈夫、と言うと、切嗣は良くないと一蹴して行きも帰りも私を自転車の荷台に乗せて送り迎えをしてくれる…、ディムと居る時間が少なくなってきたなあ。

自転車の荷台に乗るのも、何度も乗っている内にコツを覚えて来た。今では、あまり不安にはならないけど、怖いのはパトカーくらいだ。二人乗りは犯罪らしい(割と最近知った)


「学校はどうだった?」
「特に何も…普段通りディルと教室移動で一緒に移動したり、ディルと弁当食べたり、ディルと一緒に掃除をしたり…特に変わった事はありませんでした」
「…ディルムッドにも、そろそろ釘を刺しとくか」
「?切嗣?何て言いました?」
「いや、こっちの話だ。」


二人乗りをして会話をするのは、声が小さいと聞こえないのも難点だと思う。お陰で私は、切嗣の発言をよく聞き逃しているからな。自慢じゃあないが




多分、私と切嗣は…このくらいが丁度いいんだ。近過ぎず離れ過ぎずの微妙な距離。だから多分、切嗣はあの時、私の言葉を止めたんだと思う。

( 好きです、切嗣 )

あの時、遮られた言葉を胸の中で呟いて、前で自転車を漕ぐ切嗣の背中に抱きついた。





バランスが取りづらいから切嗣に掴まってるだけです!






何気に三ページも書いちゃったよ…HAHAHA☆

…長いわ!(心の声)
無駄に長いのは仕方ないって事にしておいてくれると有り難いです。もうすぐF/Zの6巻発売でそわそわしてる悠兎です。だからこんな長々とした文に(黙


ギルガメッシュの扱いが流石に酷いと反省してます。ギル様ファンの皆さま全力でごめんなさい、ギルガメッシュ好きですよ(本当)




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