静雄が死にたいと言った。死ねばいいと思った俺の知ったことじゃないと臨也は思った。しかし生憎臨也にネクロフィリアの気はないしそこまで静雄に執着はしていない
勝手に死ねと思ったがそれを口にするつもりもなかっただって臨也はこの背中に触れる温もりがぼんやりとだが愛しかった
女をいくら抱いても抱かなかった感情そういや前に女を呼び付けて静雄と一緒に抱いたことがあった
女の甲高い喘ぎより女の肩口から見える静雄の泣きそうな顔に欲情した静雄は童貞ではなかったけれど流石に女のアナルは初めてだった自分のアナルは毎晩臨也によって犯されているというのに静雄は背徳と後悔に女が帰って臨也がシャワーを浴びた後も一人で裸のまま泣いていた
その生白い背中に確かに臨也は欲情した
その後全く抵抗を見せなかった静雄を人形を扱うみたいに犯した静雄は泣きながら謝っていたもう顔も忘れてしまったあの女になのか背徳を犯してしまった事に対しての償いなのかどっちにしろ臨也には関係のないことだった
お前のアナルもあの女のアナルも変わらないだろう
なら静雄のアナルに精子を噴いて快楽を求める臨也は一生をかけて泣いても償えない背徳を犯しているだろう一々泣いていたらきりがない。馬鹿らしい
そしてやっぱり静雄の中に精子をぶち撒けると静雄は泣きながら達するのだ綺麗事を吐いても結局静雄はただの淫乱だった
そして静雄は死を願う
触れている皮膚が震えて臨也は携帯のパネルに滑らせていた指を離す携帯をサイドボードに置いて静雄に馬乗りになるお互い裸だった
静雄は小さく丸まって顔を見せなかった別に泣き顔なんて散々見ているし興味もない
どうでもいい。死にたい死にたいと泣きながら続ける静雄を無視して足を無理矢理開かせるペニスは萎えていたがアナルからはついさっき臨也が吐き出した白い遺伝子が溢れていた指を三本突っ込んで引っ掻き回すと静雄のペニスはだらだら先走りを溢れさせながら勃起した臨也は指を引っこ抜いてペニスを挿入した
ちゅぱんちゅぱん
そこまで腰を振る元気はなかった気の抜けた肉が擦れ合う音がした臨也は自分が気持ち良ければそれでよかった
静雄はまだ泣いていた全く飽きない男だと臨也は呆れたがペニスを静雄の肉壁に擦ることに夢中になっていた
静雄の力無く開かれていた両足が強張った。腸内がきゅうきゅうと締まって臨也は精子を吐き出したそれと同時に静雄のペニスも精子を吐いたようだったが色は薄かった
死にたいと静雄は尚懇願する
臨也は赤く熟れて白濁を溢れさせる静雄の蕾に満足して毛布と羽毛布団を被って寝た静雄はもう死にたいと言わなかった今夜はよく眠れそうだ


























































(101031)
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