クリスマスケーキでメッセージ
「錫也!ケーキのデコレーションこれでいい?」
「あぁ、そんな感じでいいよ」
25日はクリスマス。俺は優兎と一緒にクリスマスケーキを作っている。
「このサンタさんの飾り可愛いね」
「俺の手作りだよ」
「錫也手が起用だね。あ、そうだ!今日サンタさんから告白されたんだ」
「へ、へぇ〜…サンタさんから告白…」
優兎へのプレゼンと一緒に手紙を置いておいた。ラブレターと言うやつ。
「サンタさん、ずっと僕の事好きだったって。サンタさんはちゃんと約束守ってくれたよ?」
そう言いながら板チョコにメッセージを書き出す優兎。
「サンタさんへお返事。それとプレゼン」
書き終わったチョコをケーキの上にのせニッコリと笑う。
「…お前、可愛すぎ……」
俺はたまらず優兎を抱きしめた。
錫也、大好き
(今年は幸せすぎるプレゼンだな)
(幸せだね♪)
(長年思っていた願いが叶ったからな)
(覚えてくれていてありがとう)
20101225