甘い=君
「宮地くんまたケーキなんだね」
「むっ…悪いか?」
「いや?悪いなんてそんな」
食堂に行くとお皿いっぱいに並べられているケーキを食べている彼を発見。
「…なぜお前は俺ばかり見ているんだ?」
「ん〜…宮地くんはケーキだから」
「はっ?」
見た目からは想像が出来ないほど甘党な彼。
「ケーキ見てると宮地くんが美味しそうに食べる姿がね、頭に浮かぶの」
「はぁ…」
そんな彼を見てると幸せになる。
「宮地くん」
「んっ?」
「クリーム…ついてるよ」
口元に付いていたクリームをペロッと舐めとれば、真っ赤な色をした彼の顔。
「甘い……」
そんな彼が、宮地くんが好きすぎる僕はどうかしている。
口に広がるは君の味
(おい優兎!お前なんて事を)
(だって食べたかったんだもの)
(食べたかったなら言えばいいだろ?)
(あ〜んってしてくれる?)
(馬鹿者!!///)
20110126