千尋今頃なにしてるんだろ




 時間が経つのは早くて
 あっと言うまに放課後になった






 「一人いないだけで随分静かだな」

 「そうだな」



 気のせいかみんな元気ない



 「・・・」


 真田なんて黙ったままだし


 「心配なんでしょーっ」

 「なっ!たわけが!!」

 「素直になりんしゃい」




 照れちゃってー
 春だねえ〜




 「でも何処で何してるんだろーな?」

 「俺に聞くなよ」

 「‥俺のデータによると」





 「よると・・・?何スか柳先輩」

 「東京のどこかにいる確率90%だ」

 「おや、東京ですか」






 毎回ながら柳のデータは
 何をもとにしてるのか・・・

 謎すぎる!
 あのノートを奪って見てみたい







 「でも東京って言うのは
 あながち間違いではないかもね」

 「ふふ、東京に知り合いでも?」

 「まーね!結構千尋が
 懐いてるみたいだし。
 会いに行ったのかも・・・」





 「ふーん(男‥か?)」

 「へー(男だったら、)」




 ワカメとまるいのが固まってるなー




 「そ、そろそろ部活の時間だ」

 「そうだね、雨も止んだし
 やっぱりトレーニングしようか」














 なんて言う幸村部長様の一言で
 急遽ミーティングがトレーニングに

 何故か彼の黒さが3割増で
 いつもの部活よりもハードだった



 真田は何だか
 本調子じゃないみたいだったし

 あたしもマネージャーの仕事が
 忙しくて大変だった









 いつもは二人だから

 いつも千尋がいるから、



 嫌だなぁ、あたしってば
 千尋に頼りっぱなしだったかも









 部室で洗濯物をたたみながら
 考え事をしていたら

 急に眠たくなって


 そのまま眠ってしまった












 









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