向かった先は東京

 とりあえずがっくんに連絡して、
 氷帝学園に見学に行く事にした



 って言っても部活を見学する訳だし

 それまで時間余ってるから
 何してよーかなあ?みたいな感じ








 「とりあえずうろうろするか」




 なんて、フラフラしてたら最悪!
 変な不良に絡まれた

 ああ、今日ってツイてないよう‥




 「お嬢ちゃん暇そうだね?」
 「お兄さんらと楽しい事しよーよ」

 「け、結構です!」



 て言うか楽しい事って何、




 「照れてんのぉー?」
 「かっわい〜」



 そう言って一人が腕を掴んできた
 嫌だ、気持ち悪い



 「違いますっ!てか離して下さい!!」

 「いいじゃーん」
 「黙ってついてこいよ〜」

 「手離してってば!痛いっ」








 しつこい、ありえない!


 怖いところだよ
 コンクリートジャングル‥

 こんなに困ってんのに
 誰も助けてくれない
 本当に連れてかれたらどうしよう


 もうやだ、涙出てくるー










 「あーあ泣いちゃったー」
 「慰めてあげよっかー」

 「ほっといて下さい…‥」










 もー、やだ
 家帰りたい・・・










 「‥邪魔だ」






 今にもどこかへ連れて
 いかれそうになっていた
 あたしの横を

 ぐーの拳が素早く通り抜けた





 「ってー、ゴホッ!!」






 その拳はしつこい不良の片割れの
 鳩尾にばっちりはいった










 










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