「で‥どうなのよ」

 「・・・何が?」












 今は部活も終わって
 玄関に移動中


 綾那はニヤニヤしながら
 興味津々って顔してる













 「千尋は真田と‥
 って思ってたけどなあ〜」

 「だから何が」

 「本命はゆっきーなの?!」

 「何故すぐソッチ方面にいくの?」










 毎回同じ質問ばっか
 そんなに誰かとくっつけたいの!











 「そんなんじゃないって
 前に言ったでしょ?」

 「えー?ほんとー?」

 「ほんとだよ。ほらほら
 弦一郎待ってんじゃない?」

 「うーん、わかった‥」








 この顔イマイチ納得してないな




 そう言えば何か忘れてる気が、









 「あ!課題出すの忘れてた!!
 出してすぐ行くから先行ってて?」

 「わかったよー
 玄関で待ってるね!」

 「うん、ごめんね」


















 えっと‥

 机の中に入れたんだっけー?
 お、あった(これで帰れる)





 「よっし」












 「一人で何してんだよ?」

 「あっ丸井くん‥
 課題出すの忘れてて」

 「ふーん・・・」

 「・・・」




 なんか気まずい‥
 話題もない(ふーんてなんだよ)






 「えっと‥じゃあ行く、ね?」
















 「‥待って」

 「え?なに?(な、なんかした?!)」

 「お前‥俺の事嫌い?」





 何故そんな事を聞くんだろう?
 嫌いなはずないのに





 「嫌いじゃないよ?」

 「俺の名前知ってるだろぃ?」

 「‥ブン太くんでしょ?知ってるよ」

 「じゃあ名前で呼べよっ」








 え、なに今度は名前?

 ほんとなんなの?
 最近名前で呼ぶの流行ってんの?!












 「えっあ‥うん(ブン太でいいのかな)」

 「あと・・・‥

 「うん?(お、なんか考えてる)」













 「俺と付き合わねぇ?」













 「へ?」








 












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