「ちょっと!誰?!開けてよ!!」


 「無理ね」


 「その声‥美羽ちゃん?!」


 「当たり」








 クソクソクソ(2回目がっくん風)
 全部罠だったんだ‥

 信じたあたしが馬鹿だった







 「なんでこんな事するの?」


 「なんで?決まってるじゃん
 あんた達がウザいからよ!」


 「‥あなたもテニス部の…」







 「いきなり現れてマネって‥
 目障りなのよ!綾那には
 みんなが張り付いてるし!」


 「・・・(そんな事言われても)」


 「みんな綾那って子の方が
 いいのかなぁ?あららっ
 千尋ちゃん独りぼっちだね」


 「・・・うるさいっ」


 「誰も助けになんて
 来ないんじゃないかなぁ?」









 「‥そんなこと、」









 そんなことない、なんて
 言い切れる?






 「所詮あんたなんて、
 居てもいなくても一緒じゃん。」


 「っ…」








―ドクンッ―









 「つーかさぁ‥あんたなんて
 いない方がよかったんじゃない?」












 「・・・な、こと‥」


 「じゃあねー、千尋ちゃん」

















 助けに来てもらえなかったら
 、どうしよう…‥


 あたしって必要‥あるのかな?






 イラナイ?












 真っ暗で埃っぽい室内に
 窓もなくて

 外の気温はまだまだ夏の勢い








 暑くて頭ぼーっとしてきた‥













 









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