― 10分後 ―













 「保健室‥やっと見つけた」







 無駄に校舎が広い‥

 お陰ででっかいタイムロスだよ











 「駄目だ‥疲れた!」













 思ったよりも酷くて

 どうにか絆創膏を繋ぎあわせ
 傷口をふさいだ




 まだ痛いけど‥

 早く教室戻んなきゃ













― ドンッ ―











 「わっ」


 「おわっ!!」




 保健室を出た所で
 誰かにぶつかった



 「っごめんなさい‥って、あ」

 「千尋‥?」




 幸か不幸かぶつかったのは
 ブンちゃんだった

 朝から可愛いなぁ





 「‥‥‥」


 「お前朝から保健室で
 何やってんだ??」






 「えっ?あー‥そう!
 さっき校門でこけちゃって!」


 「おぉ‥痛そう〜…
 てか鈍臭いんだなっ」


 「あはは‥はは…いやあ、
 (可愛い顔でなんて事を)」


 「まあ、気をつけろぃ」


 「うん、ありがとう。じゃーね」
















 ‥嘘、バレてないよね?


 まあ、単純だし気づかないか!










 









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