あれから教室に戻って
 サボらずに授業を受けた




 女子の皆様には
 すごい睨まるし

 悪口とかも言われるし‥




 けど相手は中学生

 年下だもん












 「聞いてんのっ?!」

 「幸村くん達に近づくとか
 生意気なのよっ!!」

 「なんとか言えばっ?!」








 「‥ヒマ人」


 「は、はあぁ?!」





 「言いたい事はわかったけど

 そんなに大好きなテニス部と
 仲良くしたいんならさぁ、




 あなた達がマネにでもなれば?」


 「なっ!!」

 「あんたも綾那って子も
 ちょっと可愛いからって・・・
 テニス部に媚びうって!!」




ドンっ





 「ったいなぁ」





 突き飛ばされ思いっきり
 後ろに倒れてしまった‥


 お尻おもっくそ打ったじゃん!




 ‥だいたい

 “ちょっと可愛いから”



 ってなんだよ!(ムカついてきた)






 綾那は可愛い!
 でもあたしは違う(平凡だよ!)







 「もー、ほんとめんどくさい‥」


 「な、なによっ‥」






 「千尋っ!」


 「ッ仲間の登場かよ!
 今に後悔させてやるから!!」










 なに、あれ!
 捨て台詞(ほんとベタ)

 ダメだー、もう帰りたい












 「あーあ‥いった」


 「大丈夫?!」


 「大丈夫っ★って・・・
 あはは(笑)さっきと逆だ!」


 「だね(笑)」


 「さて、と部活でも行きますか」







 やっぱマネージャー引き受けたし
 途中放棄は駄目でしょ。










 「あっ!昨日の緑の靴下
 ジャッカルのだったよ〜!」


 「やっぱり?だと思ったんだよね」















 「何の、あいつら
  …目障りだわっ」













 笑い話をしながら
 テニスコートに向かうあたし達は



 後ろから睨んでいる

 黒い影には気づかなかった









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 (ねえ今度テニスしてみよーよ)
 (どうせなら最強設定がいいね)




















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