「ここ、どこ‥あ、綾那」















 目を開ければ真っ白な天井



 あたしはベッドに寝てて
 隣のベッドには綾那がいる













 「あらっ目が覚めたのね」

 「え、あの(誰?)」

 「車で事故にあって一週間
 意識が戻らなかったのよ。」










 ここは病院で
 さっきのは看護婦さん

 綾那も目が覚めて
 二人とも検査も異常なし




 すぐに退院できた
















 「なんだったんだろーね」

 「あれだけ長かったのに一週間か‥」

 「はは、なんかまだ変な感じ」















 携帯を開けば、
 メールも着信も
 全部消えてて

 "テニスの王子様"の世界から
 帰ってきたんだって実感した






 誰かにこの話をすれば
 夢だって言われるだろうけど
 あれは絶対夢なんかじゃなかった













 だってあの日確かに


 みんなキラキラ輝いてて
 毎日がカラフルで

 弦一郎が隣で笑ってて












 あたしは弦一郎に

 恋、してたんだから




 いつかまた、逢いたいなぁ















 end..?
















 









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