「もうすぐだね」

 「うん・・・」














 こんなに幸せな時間も
 長くは続かなくて

 わかるんだ



 もうすぐ帰る時間






 この世界から、消えちゃう














 弦一郎の中からも
 消えて無くなっちゃう

 あたしが消えても

 また別の誰かが表れて



 弦一郎と恋をするのかなぁ、








 そんなの、嫌だ















 「千尋、あたし…帰りたくない」

 「ほんとに、来たばっかりは
 何かいろいろあったよね。」

 「イジメとかね…‥」

 「あれは辛かったなぁ」

 「うん、だけどさー‥
     あたし楽しかった。」









 「うん」












 「‥テレビでも見よっか」

 「なんかいいのやってるかなぁ?」





 なんて笑いながらテレビを
 付けようとした






 「あれ?テレビ映らない」

 「えー?おかしいなぁ」







 綾那がテレビの横を
 バンッて叩いた瞬間に
 部屋が光に包まれた





―ピカッ―










 「これって、」

 「!!!!!!」






















 









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