「景吾どうしたの?」






 景吾の表情が曇って見えた




 あたしの中の跡部景吾は
 俺様で自信過剰で

 だからこんな景吾しらない











 「何か、あった?」

 「いや」








 そう言っていつもの表情に戻る









 「お腹空いた、景吾ご飯食べたい」

 「‥わがままだな、ほら行くぞ」

 「うん」










 景吾はそう言ってお昼も
 豪華なものを食べさせてくれた

 そう言えばあたしを呼び出した生徒
 なんか血祭りにされたらしいよ







 誰がしたんだろう?怖い

 おかげで嫌がらせはなくなったけどね

















 その日の放課後は
 テニス部の手伝いをして
 景吾と一緒に帰った


 まぁ、同じ家に帰るんだし
 必然的にだけど















 「景吾、今日は自分の部屋で寝てよね」

 「お前に命令される筋合いはない」











 この野郎


 いつか潰す、絶対潰す!














 「けいご、」

 「ほら寝るぞ」

 「‥変な事したら
 再起不能にしてあげる」




 「、おやすみ」













 一瞬、景吾の顔が青ざめたのは
 あたししか知らないだろう









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(景吾って意外と可愛い、)



















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