「先生いないみたいですね」


 「そうみたいだね」








 保健室に連れてきてもらって
 氷で頬を冷やした
 冷たい、








 「…チョタおっきいよね」





 見上げると首が痛くなるよ、

 まぁ蓮二とか弦一郎も
 おっきかったけど





 「(チョタ?)185cmあります」

 「モテるでしょ(ニヤニヤ)」

 「その笑い方やめて下さい(ニコニコ)」

 「ご、ごめんなさい(笑顔が怖い)」








 保健室には他に誰もいなくて
 チョタにも授業に戻ってもらったから
 ベッドに転がり眠る事にした










 目が覚めたら結構時間がたってて
 お昼をまわっていた




 携帯にはみんなからの
 メールや着信がたくさんきてて

 精市からも着信があったけど
 あたしは無視したんだ










 だけど頭の中で
 精市がおしおきって言ってる
 不敵に笑う精市が脳内にいる!!


 これ、やばいよね?!

 電話した方がいいよねぇ?!







 「まだ死にたくない、」







 って事で精市に電話をかけた
 思ったよりも早く出て言葉につまる


 あたしが話し出す前に
 精市が話し出した







 「立海には行かない…‥」





 そう言った


 みんなの事は大好きだよって

 だけどあたし一人で
 やってみたい事があるんだって


 理由を並べてはみたものの
 精市は納得してないみたいだった












 「千尋‥いるのか?」













 「…〜じゃあね!」














 景吾が来たから急いで
 電話を切った

 精市はまだ何か言いかけてたけど






 心配そうな顔で景吾は
 あたしの所に真っ直ぐ進んでくる











 











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