携帯のアラームが鳴り響き
(前にも言ったけど業火絢爛ね★)
いつもより重たい体を、
「ん‥?」
体が重たい…‥?
何かに押さえ付けられてるよう、な
「えええぇぇ?!?!?!」
「‥うるせぇ」
顔を上げ目を見開くと
すぐ目の前に景吾
「ななな、なんで一緒に寝てるのよ!!」
「ここは俺様の家だぞ?
どこで寝ようが俺様の勝手だ」
「だからって‥」
あああありえない!
あ、朝から取り乱しちゃった
ごめんなさい
ってあたしは悪くない!
悪いのは景吾だ
寝てる間に人のベッドに
潜り込むなんて、
「千尋が頼むって言うから
家にも泊めてやってるんだ」
「うう‥」
「学校だって俺様が
頼んでやったんだからな!」
「感謝してマス」
そう・・・
弦一郎の家を出たものの
あたしは行く所がなくて‥
景吾の家はおっきいから
お願いして泊めてもらったのだ
学校も氷帝に転入させてもらった
跡部財閥万歳だ
[*前] | [次#]