「!千尋ー」







 部室に着いた瞬間
 綾那が走ってきた




 「おまたせ!」

 「もー!どこ行ってたの?」

 「ひみつ、」

 「はぁ〜?!」










 意味わかんないし!って
 いじける綾那は可愛い









 「千尋最近楽しそうだね」



 いつの間にか背後に精市



 「んー?そうかな?」

 「前よりうるさくなった」

 「ちょっとジャッカル酷いよ」












 そんな会話をしながら
 部室を出て練習を始める

 相変わらずみんな輝いてるな













 「千尋ドリンク作りに行こ!」

 「うん」














 そう言えば、なんだろう?
 なんか綾那の様子が・・・

 なにかあったのかなー?


















 「ドリンクも作り慣れたね」


 まぁ、最初に比べたらねなんて
 相槌を打てば真剣な表情で
 綾那が話し出した


 「あたし達さ・・・」

 「なにー」

 「いつまでここに
 いられるのかなぁ?」













 「‥ずっといられるんじゃない?」

 「あのね…あたし、夢を見たんだ」

 「え、」













 作業をしてたあたしの手が止まる
 同様して目が泳ぐ
 体から一気に
 熱が抜けて行くのがわかった











 「あたし帰りたくない‥」

 「そ、‥だよね」

 「‥どうすればここに
 ずっといられるんだろう」




 「さあ・・・」













 知ってるよ、ここにいられる方法

 あのね恋をしなければいいの
 それだけ

 簡単だけど簡単じゃない




 綾那は、あの人から
 何を聞いたの?














 「そんな事よりドリンクだよ!
 そんなの夢かもしれないじゃん」









 再び動かそうとした手を
 綾那に掴まれた





 「千尋、」

 「ん?」











 









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