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羞恥心で顔を真っ赤にしながら、俺はぎこちない動きで手を顔から外した。

真っ赤になっている俺に柊君は満足そうに笑うと、俺の胸に手を這わせながらさらに続けた。

「足、自分で開けよ」
「え……っ」
「出来るだろ―――飛鳥?」

そこで名前を呼ぶなんてずるい、と思いつつも、期待に胸を高鳴らせる自分が居た。俺は結構変態なのかもしれない。

「スラックスも自分で脱いで。―――全部見せてよ」
「は、恥ずかしいって……っ」
「俺も一緒にやるから」

柊君はそういうと、潔くきていたシャツを脱いだ。現れた身体は夜目にもほれぼれするほど均整がとれていて、真上にある身体を思わず眺めしまった。

そのまま上半身を裸になると、柊君は自分のベルトに手を掛け、促すように視線をよこして来た。

「ほら、飛鳥」
「……ぅ、い、意地悪……っ」

恥ずかしくて泣きそうになりながら、俺も自分のベルトに手を掛ける。恥ずかしいのと薄暗いのとで、うまくベルトをはずすことができなかったが、なんとかベルトを抜き取って柊君を見上げる。

「ほら、次」

柊君は楽しそうに笑うと、抜き取ったベルトをどこかに投げてしまってそういった。

もうやけくその想いでスラックスに手を掛け、俺は柊君をうかがうように見上げる。

「そう、いいからそのままして」
「――――うん」

熱い息を吐きながら言われ、俺は従順に頷く。柊君も興奮していると思うと嬉しくて、さっきまでの羞恥が嘘のように、生まれたままの姿になれた。

「そのまま、俺が間に入れるように足開いて。――――そう、よくできたな」

同じく裸になった柊君を迎え入れるように足を開き、柊君の背中に腕を回す。かけ値なしに褒められて、俺はうっとりしながら柊君の体温に身を任せた。

そうして、柊君は俺の額にキスをすると、俺自身を扱き始める。





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