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「…どれだけこうしたかったと思ってるんですか」
「……そんな、ん、」
「あなたが隠しきれない好意を向けてくれるたび、いつも思ってたんですから」
「夢みたいだ…」

嬉しそうに笑う先輩に、『好き』の言葉とキスを雨のように降らせながら、先輩をベッドに横たえる。途中刺激する位置が変わり、先輩が動きに合わせて喘いでいるのがたまらなかった。

「夢だったら嫌だから…朝起きたら、また言ってほしい」
「……先輩ってさ、噂と違って可愛いですよね」
「ま、ケダモノは否定しないけどね」
「噂でとはいえ、嫉妬に狂った男の恐ろしさを見せてあげますよ」

俺はそういうと、先輩の足を持ち上げる。そしてふくらはぎに音を立ててキスをすると、そこを甘噛みしてみた。

「……んっ」

そんな刺激にもひくりと反応する先輩。しっかりつながっているからその刺激でムスコが締め付けられ、ムスコが脈打った。

「動きますよ」
「ん、ふぁっ、ああんっ!!」

俺の突き上げに合わせて先輩は啼く。

突き上げに合わせて先輩自身を刺激してやっていると我慢汁が溢れてきて、それが潤滑油代わりになり抽挿がなめらかになる。

グチュグチュと湿った音が響き、淫らな空気があたりを支配する。オフィスの仮眠室という場所が背徳感をあおり、それが腰に直結した。

「…先輩っ、どうします?警備さんにこんなところを見られたら」
「…ん、やぁっ、だめ」
「じゃあ、声抑えてくださいね。我慢ですよ」
「んーっ!!」

先輩が歯を食いしばって耐える姿に興奮しながら、先輩の中心を戒める。すでにそこは痛いくらい張りつめていて、ひくひくと震えて射精間近であることがうかがえた。

あえてそこを押さえて解放を許さず、見つけた前立腺を執拗に攻める。

―――どれだけ嫉妬に狂ったと思っているんだ。

簡単に終わらせるつもりなんて、さらさらない。





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