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※射精制限、空イキ
後輩×先輩




みなさんこんにちは。

自己紹介の前に言いたいことがあるので言わせてください。

―――ピンチです。

「…中村先輩、これは何ですか?」

とあるオフィスの仮眠室。つい最近海外進出したこの企業は、時差のある海外からのトラブルにもすぐに対処できるように夜勤のシステムが最近作られた。

そのため給湯室の横に仮眠室が作られ、さっきまでそこで寝ていたのだが。

気配を感じて目を開ければ、目の前には中村先輩。綺麗な顔をしたインテリ系のこの人が俺の前にいるというのが問題だ。

何せ中村先輩の噂は散々である。

帰国子女で三ヶ国語を話し、大学は有名国立大学。両親は有名デザイナーと巨大企業グループの総帥で、かなりの金持ち。

そして―――恋多き男である。

オフィスの各階に恋人がキープされているだの、要望があれば男でも女でも寝るし、ヤリチンでビッチだとまで言われている。

そして―――俺の手はネクタイで拘束されているのだ。

ピンチだよな、どう考えても。

―――俺の貞操の。

「先輩、冗談ですよね?」
「はは、お前こそ冗談うまいな。ここで止められるわけないだろ?」

そう言ってシャツを脱ぎ、俺のスラックスに手をかけてくる先輩。流れるようなしぐさで本当に手慣れているのを実感する。

「…ま、拘束解く気はないし、大人しくマグロになってろよ」
「……っ、」

そういうと同時に俺のムスコに舌を這わされ、思わず息を詰める。さすが百戦錬磨、としか言いようのない舌の動きに、愚息はなすすべもなく高められる。

「…っ、く、ぁっ、やめっ」
「いー顔。最高にそそるね。もっと声出せよ」
「っ、あ、ちょ」

先端をチロチロと舐めるような動きをしていたのに、いきなり口の中に含まれて、俺は驚きも相まって声をあげてしまった。

生温かい口腔に包まれ、俺は現実から目をそむけるようにきつく目を閉じる。

湿った音に耳まで犯されながら、体温はどんどん上昇していく。

本格的に危ない、と感じていると、ようやくムスコを解放された。





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