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ぐすぐすと泣きながら、変態を自分に引き寄せようとする。
もう、理性なんてかけらも残っていない。
身体の奥がかゆくて、うずいて。
もっと触れてもらえればこの苦しみから解放されるとわかっているから、俺は必死でねだった。
「…あぁ、やっぱりかわいいね、セナ君」
「ひぁぁっ!」
ぐりっと指が三本入ってきて、俺の中を乱暴にかき回す。ランダムに前立腺を絶えず刺激され、俺の息子からは透明な汁がぼたぼたとあふれていた。
「俺の好みど真ん中。大好きだよセナ君。愛してる」
「うんっ、わ、かったから…はやくぅっ」
「うん、一つになろうね」
「っ、あぁぁぁぁぁっ!」
変態は指を引き抜くと、一気に俺の中に変態自身を突き入れてきた。その衝撃で俺は達してしまい、変態の腰に巻きついた俺の脚はがくがくとわななく。
「はぁっ、はぁっ」
「…セナ君のナカ、やっぱりサイコー」
「んっ」
俺の中に入った変態が、俺の中で少しでも動くたび、俺は快感に震える。背中にぞくぞくと走る快感に、また俺は涙を流した。
「さぁて、動こうかな」
「んっ、んぁっ」
変態のその言葉を合図に、変態がゆっくり腰を使い始める。指よりも太く熱いものに貫かれ、俺の歓喜にキュウキュウと変態の息子を締め付けた。
「ふっ、ふかい…っ」
「奥好きなんだね、セナ君」
「うんっ、すきっ、好きぃ…っ」
「ここは?前立腺は?」
「あぁっ、すごぉい…っ、もっとぉ」
ねだればいくらでも、変態は俺の望むものをくれる。
その快感に病み付きになった俺は自分で腰を振りながらいくらでも変態の望む言葉を吐いた。
「はぁ…やっぱり俺にも媚薬効いてきたな。一回出してもいい?」
「んっ、出してぇ」
「はは…飛んじゃってかわいいなぁ…、くっ」
「あぁっ」
変態が中で行くのと同時に俺の息子もギュッと握られ、俺も同時に射精してしまった。
「…はぁ、はぁ…っ、まだまだ、終わんないよ」
変態は俺の手錠を外しながらそうつぶやく。
俺は涙でにじんだ世界で、これ以上の快感をもらえるのだろうか、とまた期待に少し残っていた精子を吐きだしたのだった。
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